NewJeansが語る、等身大の自分たちとグループの未来

メンバーも参加する作曲のプロセス

ーまずは、これまでの素晴らしい成功に拍手を送らせてください。ご覧になったかどうかわかりませんが、NewJeansの「Hype Boy」は、本誌の「2022年の年間ベストソングTOP100」の24位にランクインされました。それだけでなく、デビューEP『New Jeans』は「2022年の年間ベストアルバムTOP100」にも選出されています。

Minji:もちろん拝見しています。記事を読んだ直後は、これって現実なの?とみんな信じられない気持ちでいっぱいでした。本当に驚きましたが、私たちの音楽を愛してくれる人たちに改めてお礼を言いたいです。

ー「Hype Boy」と「Attention」(いずれも『New Jeans』の収録曲)は、NewJeansよりも上の世代や同世代のK-POPアーティストによって何度もカバーされ、いまもカバーされ続けています。「まさかこのアーティストにカバーされるなんて」のようなサプライズはありましたか?

Danielle:正直、何もかもに驚いています。メンバー同士でチャットアプリを使っているのですが、先輩アーティストが私たちの曲をカバーしている動画を見つけるたびに、みんなに送っています。

Hanni:全部、みんなとシェアしているんです。

Danielle:動画を観るたびに「ウソでしょ? あり得ない!」という気分になります。私たちにとって、これ以上光栄なことはありません。それに加えて、たくさんの人が私たちの曲やダンスを楽しんでくれています。私たちにとってダンスはとても大切な要素ですから、こうして喜んでいただけるのは最高に嬉しいですね。





ーメンバーの皆さんは、デビューEP『New Jeans』をはじめ、「OMG」や「Ditto」といった楽曲のソングライティングにも参加しているそうですね。そのプロセスについて簡単に話していただけますか?

Hanni:デビューEP『New Jeans』では、メンバー全員が作詞に参加しました。今回も、流れとしては前回と同じです。まず曲を聴いて、ひとりひとりが歌詞を書きます。それが終わると、レーベルの人たちと一緒に曲に一番合う歌詞を選びます。その時に選ばれたのが私とMinjiの歌詞でした。こうして振り返ってみても、前作と似たプロセスだったと思います。デモ音源を聴く時は、いつも頭の中でシナリオを思い描いて、その場面をイメージするんです。それから、頭の中の世界観を表現してくれるような歌詞を考えます。作詞をする時は、耳に心地よく響く、きれいな言葉を選びながら、メロディーとの相性を考えます。前作で作詞を経験したおかげで、今回は前回ほど苦労せずに作詞できた気がします。

Danielle:前作よりも自然に歌詞が頭に浮かんできました。

ーお気に入りの歌詞はありますか?

Danielle:Hanniが担当したパートが大好きです。

Hanni:(笑)。私も自分で手がけた「OMG」の歌詞が大好きです。



ー私も「OMG」が大好きです! シングルアルバム『OMG』は、どのような作品ですか?

Danielle:えっと、『OMG』は2曲収録のシングルアルバムです。「Ditto」と……もうひとつは、ご存知のとおり「OMG」です(笑)。「Ditto」は、どちらかと言うと心温まる優しい曲だと思います。冬の雰囲気ともよく合いますし、最初の高音の歌声が聴く人を曲の世界に連れて行ってくれます。Hyeinは「お母さんにぎゅっと抱きしめてもらう感じ」と言っていますが、私もそのとおりだと思います。それに対して「OMG」は、スタイリッシュな曲だと思います。みんなに気に入ってもらえるといいのですが。どんな反応を示してくれるかも楽しみですね。どちらも個性豊かな曲ですから。



Translated by Shoko Natori

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