ASH(Vo)のソロプロジェクトからバンド体制に生まれ変わり、2022年にメジャーデビューを果たしてよりグルーヴを深めてきた5人組バンド・ASH DA HERO。原作が『週刊少年マガジン』で連載スタートしたタイミングから愛読していたTVアニメ『ブルーロック』の2クール目オープニング主題歌「Judgement」をシングルリリースする。今回のインタビューでは、『ブルーロック』への愛を純度100%詰め込んだ新作についてはもちろん、このバンドの今現在と本当の意味での型破りを目指す未来についても、メンバー全員揃い踏みで語ってもらった。
関連記事:
ASH DA HEROがメジャーデビューアルバムで提示した「ロックとは?」への回答ーASH DA HEROにとって大きな分岐点となったであろう2022年。今振り返ると、どんな1年になったと感じていますか?Dhalsim:本当に一瞬で過ぎていった1年でした。Zeppワンマンもやったし、メジャーデビューもしたし、トピックが目白押しすぎて、気付いたら終わっていたような1年でしたね。それぐらい充実していました。今まで出来なかったようなこともたくさん経験させてもらって、バンドとしてはもちろん、個人的にも音楽人として、ミュージシャンとして成長できた1年だったと思います。
WANI:グルーヴがすごく深まった1年だったと思いますね。それは音だけに限らず、普段の何気ない会話とかも含めて。メンバー間の距離がどんどん近づいていって、よりバンド感が強くなっていきましたね。
Narukaze:元々知っているミュージシャン同士だったりしたものの、イチから結成したバンドだったので、各々のことをより深く知れた1年だったなと思いますし、そのうえで「もっと攻めたいな」と思いましたね。なので、今年はまだ僕らを知らない人たちにASH DA HEROの音や楽曲をより広める為にも、昨年以上に攻めの姿勢で活動したいなって。
ASH:2022年はスタートポジションというよりマイルストーンだったのかなと思います。今、みんなが話していたことを総括するような言葉になってくるんですけど、早くも「ここだね」というところに一里塚を作れるような活動ができたんじゃないかなと。そこに尽きるかな。あと、もしこのバンドが自分の思い通りになっていたら、たぶん辞めていたと思うんですけど、想像より面白いことが起こるから物語は続く。それがこのバンドには起きるんですよね。
ASH(Photo by 堅田ひとみ)ー何かひとつ嬉しい想定外を挙げるとしたら?ASH:それはもう、大好きだった『ブルーロック』という作品の主題歌が決まったときですね。「俺らの楽曲がテレビアニメの主題歌になるってよ」というのは、いちばんの想定外でした。しかもそれが自分たちもめちゃめちゃ好きな作品って「どんな世界線!?」って感じでしたよ。なので、これからも本当に想定外なことがたくさん起こるんだろうなって思います。それは良いことだけじゃなく良くないことも。それを5人でスクラム組んで「せーの!」って乗り越えることはすごく大変だと思うんですよ。でも、この5人だったら乗りこなすことが出来るんじゃないかなって。