ばってん少女隊、メンバーと隊員の絆を強く感じさせた福岡での8周年ワンマン

ばってん少女隊

ばってん少女隊が、2023念7月8日に福岡・キャナルシティ劇場で8周年記念ワンマンライブを開催した。オフィシャルレポートを掲載する。

【ライブ写真を見る】キャナルシティ劇場での8周年記念ワンマン(全5枚)

ばってん少女隊と隊員(グループのファンの呼称)にとって毎年恒例となるこの周年イベントで、会場に集まった約1000人の隊員と一緒に、グループの8周年を地元福岡で祝った。

開演前の会場では祭囃子のようなBGMが。これも最近のばっしょーのライブではお馴染みとなってきており、「和」や「お祭り」にフィーチャーした作品作りを行なっている彼女たちならではの会場の雰囲気作りになっている。

会場が暗くなり、セット中央の扉が開くとそこには後ろからライトで照らされた6人が登場、白と和柄で構成された新衣装にお客さんは一斉に盛り上がる。1曲目はインディーズ1stシングル「ばってん少女」。全編博多弁の歌詞でメンバーもお客さんを煽る。続く「おっしょい!」「よかよかダンス」「すべしゃるでい」と、まるでデビューからの軌跡をなぞるような選曲にお客さんも驚きを隠せない。序盤から4曲しっかり踊って飛び跳ねたメンバー。MCで上田理子が「わたし、普段汗かかないのに、もうタオル使っちゃった!」と言うほど序盤から飛ばしたが、MCコーナーの後もさらにお客さんのコールもとまらない「ますとばい」。声出し解禁となった周年ライブ、お客さんも全力でコール、それを見てメンバーも煽り、お互いに会話しているよう。機械的なダンスが特徴的な「MEGRRY GO ROUND」可愛さ爆発の「無敵のビーナス」、そして激しい動きの「BDM」まで一気に飛ばし曲ごとによって全力でさまざまな表情を見せてくれる。

今回ステージは中央扉が2枚あり、オープン・クローズによってさまざまな表情を見せてくれる仕掛けとなっている。そのうちの1枚はLED搭載という、さすがテック系アイドル(?)のばってん少女隊。しかし「わたしたちはセットを自分たちで動かすで有名なアイドル」と言って笑いをとるだけあって、この日も演出に合わせて巧みにセットを操作。扉を開いてメンバーが暗闇に吸い込まれていき、お着替えタイム。中盤戦がスタートし、少しのLED映像出演の後に「御祭sawagi」のイントロで会場は総立ち!扉が開き出てきたメンバーは先程までの白を基調とした衣装とは打って変わってカラフルでキラキラな衣装に。「御祭sawagi」では隊員たちのコールもバッチリ決まりまさに会場が一体となった。このあとはメドレーコーナー。「アツか夏きたばい」〜「さがしもの」〜「Number Shot(1部)」「ころりんHAPPY FANTASY(2部)」〜「和・華・蘭」〜「コトバテニス(1部)」「Dancer in the night(2部)」〜そして圧巻の「OiSa」。



メドレーありの7曲を通しでやって暑くてしょうがないメンバーは「まだ空調下がらないですか?」と舞台袖に尋ねるも、もうすでに温度が一番下になっていて下がらないとの悲報が。それでも客席に「寒くないですか」と気遣う余裕もあり、隊員さんたちも「暑い!」と。とにかく今回のライブでは隊員さんたちととても楽しそうにやりとりする姿が印象的。

ひとしきり隊員さんと交流しながら喋った後は、後半戦がスタート。「ばりかたプライド」「FREEな波に乗って」と、蒼井りるあ・柳美舞が加入してからの思い出のシングル2曲を続け、そのあとはなんと、ダンスブレイク!トップバッター上田理子は今までは珍しい大人びたダンスを披露。続く蒼井りるあは元気いっぱい、キラキラしたかわいいダンスを披露。一気にドープなトラックが流れ春乃きいなの登場。こちらも珍しくセクシーなフリをたくさん取り入れたエキゾチックなダンスで魅せる。さらにドープな世界観の音楽で瀬田さくらがアイソレーションを取り入れた大人の世界を魅せ、柳美舞はミュージカルのような動きで感動的な踊りを。最後にダンスリーダーの希山愛。ステージの大きさをいっぱいに使って大きな振りで会場に元気を振りまいた。6人それぞれの個性が光ったダンスブレイク。ダンスに力を入れている彼女たちならではの魅せるコーナーとなった。

Rolling Stone Japan 編集部

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