キッド・カディが語る、カルバン・クラインと初来日ライブ、次なる野望

Calvin Klein2023年秋のキャンペーンに起用されたキッド・カディ(Directed and photographed by Inez & Vinoodh)

カルバン・クラインが、2023年秋のキャンペーンを発表した。同ブランドアンバサダーであるジェニー、ジョングク、ケンダル・ジェンナーに加えて、今季はアレクサ・デミー、キッド・カディが起用された。初参加となったキッド・カディが、Rolling Stone Japanにその思いを語ってくれた。

昨年秋、待望の初来日を果たしたキッド・カディ。ライブに訪れた日本のファンは、あの夜の熱狂が記憶に新しいだろう。10枚目となったスタジオ・アルバム『Entergalactic』と自身が脚本とプロデュース、声優を担当したNetflixの同名アニメ作品でも注目を集め、伝統やしきたりにとらわれないカディの姿勢や思いが作品を通じ世界中に共感をもたらしている。

そんな
時代のアイコンであるキッド・カディが、なんと今季のカルバン・クライン2023年秋のキャンペーンに起用されたという。カルバン・クラインのキャンペーンといえば、ジェニーやジョングクが纏うクリエイティブが印象的だ。撮影は、すべてファッション界では名高いユニットイネス&ヴィノードが担当し、「ミニマル」「モダン」「センシュアル(官能的)」というカルバン・クラインのデザインコードと出演者の個性を見事表現したクリエイティブに仕上がった。アンダーウェア、ジーンズ、アパレルにおいて、今シーズンはあらゆるライフスタイルやワードローブに欠かせなくなるであろうアップデートされた、今作をぜひチェックしてほしい。


Directed and photographed by Inez & Vinoodh



今回からCKファミリーに加わった、キッド・カディが、参加への感想ともに昨年のライブ、そして次なる野望をRolling Stone Japanに語ってくれた。


RSJ: 2023年秋のキャンペーンの撮影に参加していかがでしたか?

キッド・カディ:Oh man!ついに夢が叶ったって感じだよ… 。ついこの間ヒューストンにある看板を見たんだけど、以前からあの看板の前を何度も通っていて、いつもあそこにはスーパースターがいて、いつかあそこに立てたらどんなにクールだろうといつも思っていた。今自分がそこにいることが信じられないよ。本当に信じられない。


Directed and photographed by Inez & Vinoodh

RSJ:昨年の秋の初来日LIVEは大変盛り上がりましたが、日本でのライブはいかがでしたか?

キッド・カディ:新鮮だったよ。あることを期待していたのに、別のことが起こった。それほど大騒ぎにはならないだろうと思っていたけど、本当に、本当にすごかった。観客のみんながすべての歌詞を知っていたんだよ。セットリストにも夢中だった。クレイジーだった。アメリカでライブをするときの興奮と同じような感じだったけれど、さらに強烈だった。彼らは日本で初めて俺のライブを見たからかな。東京でライブをすること、そして初めて日本のファンを見ることは、俺にとって非現実的な経験だったよ。


RSJ:『Entergalactic』のアルバムとアニメ作品というプロジェクトでは、あなたの世界観をしっかりと感じることができました。次なる新しいプロジェクトはなにか始動しているのですか?

キッド・カディ:すべてを終えて、初めて観たとき、俺は泣いた。最後には赤ん坊のように泣いたよ。なぜならストーリーがとても感動的で、ちょうどこの作品に3年を費やしたところだったから。しかも、出来上がりが想像していた通り、いや、それ以上に素晴らしかったから余計に感動したんだ。人生で大きな決断をするとき、それがどう転ぶかはわからないものだよね。『Entergalactic』は、俺にとって本当に野心的な作品だったんだ。初めてこの作品を観たとき、完成したとき、その栄光を目の当たりにしたときの安堵感というか......本当に嬉しかったよ。


Directed and photographed by Inez & Vinoodh

RSJ:CKブランドの魅力を教えてください。愛用しているアイテムなどありますか?

キッド・カディ:カルバン・クラインのアンダーウェアは本当によく身につけるし、ジーンズも大好きだから、毎日のコーディネートの中にCalvin Kleinが常にあるんだ。カルバン・クラインはエッジがきいてて昔から好きだった。もちろん彼らのキャンペーンも毎回大好きだった。だから今回、「彼らが俺にアプローチしてくるということは、俺の持ち味を求めているに違いない。」と思った。すごく嬉しい称賛だよ。


Directed and photographed by Inez & Vinoodh

RSJ:以前のRolling Stone のインタビューで「いろんなことにチャレンジしたい」と言っていました。今年はどんなことにチャレンジしていますか?

キッド・カディ:ああ、監督をしたいんだ。数年間温めていた脚本があるから、そのための資金を調達しようとしている。それが俺の夢。ストライキが終わって、脚本家と俳優が適正な待遇を得られればいいのだけど…。そうすれば、俺は自分の作品に没頭することができからね。


RSJ:最後に日本のファンに向けてコメントをお願いします。

キッド・カディ:I love y'all。できる限り日本にいたくて、毎年行っているんだ。 次はアリーナに行きたい。アリーナに俺に会いに来てくれ。満員にしよう。もっと大きな会場でやろう。みんな愛してるよ。




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カルバン・クライン

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