MAZZEL、8人それぞれの個性的な表情とパフォーマンスで魅了

Photo by Kentaro Kambe

先日開催された「Rolling Stone Japan LIVE 2023」。MAZZELのライブレポートをお届けする。

【ライブ写真を見る】MAZZEL

『Rolling Stone Japan LIVE 2023』、3番目に登場したのは今年5月にBMSGからデビューした8人組、MAZZEL。スウィングジャズ調のSEが流れる中、8人がステージに登場すると大歓声が湧く。「盛り上がる準備はできてますか!」とSEITOが呼びかけて、デビュー曲「Vivid」へ。8人それぞれが異なるカラーの歌声を持っているのがMAZZELの特徴であり、NAOYAの“一緒にdoor開くために”、RYUKIのラップ、SEITOの“ご馳走様”など、特異性のある歌が1本ずつ織り重なっていく。ブリッジになるとKAIRYUが先頭を導きながら花道を歩いてセンターステージへ。KAIRYUの歌声は広い会場でも芯が太いままソウルフルに響き、そして彼の歌声に宿る和のテイストが西洋のトラックに乗っかることで新鮮な心地よさを与える音楽が生まれる。

2曲目「CAME TO DANCE」は「好きなように踊ろう」と聴き手を誘う一曲であるが、この曲を歌いながらセンターステージを囲むオーディエンスたちを盛り上げて人々が笑顔になっている景色を見ると、この曲はまさにこういったワンシーンを作るために生まれた一曲であり、今ここでもっとも理想型で鳴り響いているのではないかと思わせられる。MCでは一人ずつ挨拶をし、LIL LEAGUEやMOONCHILDなど同世代の仲間たちと出られることの喜びと受ける刺激についても語った。

続けて、このあと登場するMOONCHILDのミュージックプロデューサーも務めるALYSAらが書き下ろした新曲「LIGHTNING」へ。トラックの重低音やビートがさいたまスーパーアリーナを気持ちよく揺らし、ストリートダンスをルーツにするメンバーが多いMAZZELらしく、フォーメーションダンスと自由な動きを取り入れたパフォーマンスや8人それぞれの個性的な表情で魅了していく。「僕たちの音楽を受け止めてくれたあなたに、もう1曲届けたい曲があります」とEIKIが語り、最後は「MISSION」を披露。“待ち侘びた 時が来た”というRANの歌い出しは、ステージを重ねるごとに深みが増しているように思う。

1年前、MAZZELの先輩にあたるBE:FIRSTがこのステージに立ち、その後1年で知名度もパフォーマンスも驚くほどの飛躍を見せた。MAZZELはここからの1年でどのように変貌するのだろうか。プロデューサー・SKY-HIの頭の中ではもう見えているものもあるのだろう。でもきっと、誰しもの想像を超える現象が生まれるはずだ。「答えはまだない yeah 今生まれる 見逃すな」。



【アーカイブ配信中】


Rolling Stone Japan LIVE 2023
2023年9月3日(日)
さいたまスーパーアリーナ
http://cccmusiclab.com/RSJLIVE2023
4500円(TAX IN)
販売期間:~9/10 10:00
視聴期間:終演後準備完了次第~9/10 21:00

Streaming+
https://eplus.jp/sf/detail/3675330002

Stagecrowd:日本国内
https://stagecrowd.live/s/sc/group/detail/10413?ima=4954

Tag:

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE