ソニーミュージックが手がけるアート・エンタテインメントプロジェクト始動

ソニー・ミュージックエンタテインメントによるアート・エンタテインメントプロジェクト

ソニー・ミュージックエンタテインメントが、アート・エンタテインメントプロジェクトの始動を発表した。

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同プロジェクトは、近年「アンディ・ウォーホル・キョウト / ANDY WARHOL KYOTO」など、アートフィールドでの企画を数多く運営しているSMEが新たにスタートするもので「波紋のように、今までなかった方向にアートの価値を広げ、ユニークな才能を尊重し、それぞれの『らしさ』を表現できるフィールドを作る」というビジョンを掲げている。

第1弾企画として、2023年11月9日(木)より11月22日(水)までアメリカのニューヨークにある現代アートギャラリー・NowHereにてデザイナーのコヤマシゲト氏と同氏が率いるクリエイティブ集団・CCMSによる「SHIGETO KOYAMA CCMS experiment OBAKE」が開催される。

メインアーティストであるコヤマ氏は、アニメーション作品のキャラクターデザインを主軸に、漫画、ゲーム、フィギュアなど幅広い分野にわたって活躍し、コンセプト、色彩、ディレクションなどを広く手掛けるアーティスト。展示前半は、コヤマ氏の特長である「多様な分野での活動」に焦点を当て、アニメーション作品を「集団作業で生まれるマスプロダクツ」としての側面から深く理解できる構成に。後半は、コヤマ氏が参加するクリエイティブ集団「CCMS」に注目し、彼らの産み出す創造的な思考と表現をプロダクトという形で展示する。

■開催に寄せての本人コメント

「exhibition」ではなく「experiment」であること

2015年に台北で初個展「SHIGETO KOYAMA DESIGN EXPO」、
翌2016年に東京で「おばけちゃん展」をやったことで、正直もう僕個人の“個展”はやらなくてもいいかな……と思っていたのですが、今回はNYCということで「これは本場のベーグルが食べられるぞ!」と思い、このたび「SHIGETO KOYAMA CCMS experiment OBAKE」を開催させて頂く運びとなりました。

今回の「OBAKE」では二つの視点があます。

ひとつはラフや原画などアニメーションの途中成果物を中心に、集団作業における「デザイナー」という役職の、いろいろな側面を展示することで“アニメーション制作”や“デザイン”の面白さを、より「わかりやすく」伝えたいと思っています。

もうひとつは草野剛さんと野中愛さんとの同人サークル「CCMS」の新作を展示したいと思っていますが、こちらはとても「わかりづらい」活動なので、見てもらった方が早いかな、と思っています。

あくまでぼく「個人」の業績や成果を展示するものではなく、いろんな方との「集団」制作物を展示する、というとても実験的な試みであるので、今回は「exhibition」ではなく「experiment」としたいと思います。

この「experiment」がみなさんの素敵な「experience」になりますように。

コヤマシゲト
CCMS



<展示会詳細>

SHIGETO KOYAMA CCMS experiment OBAKE
会期:2023年11月9日(木)~11月22日(水)
期間中、下記のトークセッションを実施いたします。内容や受付方法などの詳細は後日発表予定です。
・トークセッション1 11月11日(土)14時~16時(EST)
・トークセッション2 11月20日(月)18時~20時(EST)
場所:NowHere(40 Wooster Street First Floor, New York,)
入場料:無料 
WEB:https://linktr.ee/artentjapan

Rolling Stone Japan 編集部

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