ヤングブラッドが語る、日本での特別な体験、愛とユニティを広げるパンク・ロック

ヤングブラッド

初来日となった昨年のサマーソニックで、エモーショナルかつハイエナジーなライブを披露し、大きな話題を呼んだヤングブラッドが11月に2度目の来日をする。

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今回は日本では初となる単独公演を開催するとともに、ブリング・ミー・ザ・ホライズン主宰の「NEX_FEST」にも出演する。ブリング・ミー・ザ・ホライズンとは、2020年の「Obey with YUNGBLUD」で客演した仲だ。ヤングブラッドはこれまでに2枚のアルバムを出し、今年に入ってからは「Lowlife」「Hated」と新曲をリリースしているが、さらなる新曲も予定されているという。今回の来日でもいろいろサプライズを用意しているとのことだ。



ー昨年8月のサマーソニックが初来日だったんですよね。初めての日本はどうでした?

ヤングブラッド:素晴らしかったよ! 僕の人生、ずっと日本に行くのが夢だったんだ。オアシス、ブラーが日本に行った時のビデオを観てたから、僕も早く日本に行って、日本の文化を体感したかった。日本のポストパンクも大好きだし、見たいものがたくさんあるんだ。日本に僕のファンベースがあったのには驚いたよ。早くまた日本に行って、本物のロック・ショーを披露したいね。

ーサマーソニックでは、オーディエンスに何度もモッシュピットを勧めていましたね(笑)。

ヤングブラッド:クレイジーだったね! サマーソニックのメインステージでライブを始める前に、MCがステージに登場してスピーチを始めたんだよ。当然だけど、僕たちには日本語はわからない。でもMCが話した内容は、「次のパフォーマーが何を言おうとモッシュは禁止」っていうことだったんだ(笑)。そんなことがわからないまま、僕がステージで「モッシュピット!」って言ったら、オーディエンスはめちゃくちゃクレイジーになったね。でもしょうがないよね。僕には日本語がわからないんだから(笑)。

ーしかもステージ上で日本語っぽく「モッシュピット」って言っていましたね。

ヤングブラッド:バックステージにいる時、日本語で「mosh pit」ってどう言うのか聞いたんだよ(笑)。それで、サマーソニックの後は東京に5日間いたんだけど、そのときのステージで僕が「モッシュピット!」って煽ったビデオがバズったみたいで。街を行く人たちが僕を止めて、「ヘイ、モッシュピット」って声をかけるんだ(笑)。最初大阪にいた時は、街を歩いてても僕が誰なのかわかる人はいなかった。それが「モッシュピット」って声をかけられる人気者の「モッシュピット・ガイ」に変わったんだ(笑)。

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