Photo by Kazushi Toyota

12月25日発売の音楽カルチャー誌「Rolling Stone Japan vol.25」では昨年までに引き続き、川谷絵音がこの一年の音楽シーンを総括。ここではインタビュー記事のリードテキストと、川谷が選んだ「2023年の10曲」をプレイリストと共にお届けする。

【画像を見る】川谷絵音インタビューの誌面

Spotifyの年間ランキングから川谷絵音とともに国内外の音楽シーンを振り返る恒例企画を2023年もお届けする。テイラー・スウィフトやSZAがこの一年の顔となった一方で、ランキングの常連だったバッド・バニーやBTS「以降」の動きも顕在化し、TikTok発のバイラルヒットの新潮流も見え始めた海外の音楽シーン。Mrs. GREEN APPLEやVaundyが活躍する一方で、日本のアーティストを世界に紹介する新たなグローバルプレイリスト「Gacha Pop」がスタートし、アニメ関連以外でも海外で高い再生回数をたたき出す楽曲が増えてきた国内の音楽シーン。2023年は欧米圏以外のアーティストがより影響力を強め、独自性を保ちながらも相互に影響を与え合うような、新たなタームに入ったことが感じられる。

indigo la End、ジェニーハイ、礼賛で1年に3枚のアルバムを発表し、ツアーやフェスへの出演も多数と、精力的な活動を続けた川谷は、その変化をどう見ていたのか。今回も批評眼と音楽ファンとしての愛情が入り混じった、濃密な内容となった。(文・金子厚武)

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