エルヴィス・プレスリーの人気ソングベスト10


8位 「アメリカの祈り」
エルヴィスが「アメリカの祈り」を歌い始めた1972年、南北戦争はすでに100年以上も前に終わっていたけれど、その傷跡はまだアメリカ中に深く刻まれていた。この曲はナッシュヴィルのプロミュージシャン、ミッキー・ニューベリーの作品で、まるで南北を統一するかのように、「ディキシー」「リパブリック讃歌」「私の試練」を合体させてスケールの大きな愛国的組曲に仕立て上げたものである。彼がどうにかこの仕事を4分半にまとめたとき、できあがった楽曲は、晩年5年間のプレスリーのコンサートのハイライト曲となったのである。

7位 「ハートブレイク・ホテル」
多くのアメリカ人が最初にエルヴィス・プレスリーの名前を覚えたのは、1956年初頭に「ハートブレイク・ホテル」がラジオから流れてきたときのことだった。それ以前のプレスリーの活躍はローカルなものにすぎなかったが、新しく契約したレコードレーベル、RCAのテコ入れで、彼はこのホット100で7週連続1位を獲得することになる曲を録音したのだった。これを契機にエルヴィスはテレビに出演するようになり、全国的なエルヴィス・ブームが巻き起こることになり、それはいろいろな意味でいまだに続いているのだ。

Translation by Kuniaki Takahashi

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