スタジオ54と『ウィズ』がどのようにマイケルのソロを大ヒットさせたか?
スパイク・リーによるマイケル・ジャクソンの新たなクロニクルが明らかにした真実
マイケル・ジャクソンは『オフ・ザ・ウォール』を超えるビッグなレコードをいくつか作ったが、間違いなく作品としてこのアルバムを超えるものは生み出せなかった。
『オフ・ザ・ウォール』のファンク、ディスコ、ポップとR&Bのクワイエット・ストームの絶妙な融合は、マイケルの最高潮とも言える。デラックス・エディションが3月9日(アメリカでは2月26日)に発売となるが、これには『バッド』の25周年記念映画の監督でもあるスパイク・リーによる新しいドキュメンタリー、『マイケル・ジャクソンの旅:fromモータウンtoオフ・ザ・ウォール』のDVDが付属となっている。このドキュメンタリーは、1月のサンダンス映画祭でプレミア上映され米SHOWTIMEチャンネルで2月5日にオンエアされる。同作品には、ザ・ウィークエンド、ファレル、クエストラヴ、マーク・ロンソン、ジョン・レジェンド、デヴィッド・バーンら著名なアーティストたちが登場し、マイケルがいかに偉大であったか語っている。
チャイルド・スターからキング・オブ・ポップへと登りつめたマイケルについて、10の真実をドキュメンタリーから拾い集めた。
1.ジャクソン5の最初のシングル4枚はすべてナンバー1ヒット
ジャクソン5がデビューし、『帰ってほしいの』、『ABC』、『小さな経験』、『アイル・ビー・ゼア』と連射、4曲連続ナンバー1ヒットを記録した。ドキュメンタリーに出演している一連のスター達は、こうした初期のシングルには後の成功の伏線としての重要性があることを記憶しており、リー・ダニエルズ監督は、その後のマイケルの輝かしい足跡はこうしたシングルがあったとさえ述べている。「これが私のモチベーションになったんだ」。