オノ・ヨーコが語る、ボウイとの思い出、ジョンとのエピソード

最新インタヴューでジョン・レノンとの生活や、彼女の平和活動について話すオノ・ヨーコ (イラスト by Michael Summers)


ー実践している健康法なんてあります?

散歩をしているわ。歩くことって、リラックスするのにとっても良い方法なの。危険かもしれないって分かってるけど、そんなの頭の片隅に置いてるくらい。ひょっとしたら、今では私ぐらいなんじゃないかしら。散歩する有名人って、今ではほとんどいないの。皆いなくなっちゃったわ。そんな世の中悲しいと思わない?

ー最も役立ったアドバイスはありますか?

アドバイスは聞かないの。私のバックグラウンドはとっても珍しいから、アドバイスすることって、かなり難しいことよ。とてもリベラルな両親だったから、私が意見を持ってることを尊重してくれた。他人の考えは他人のもので、私の考えは私のもの。だから耳を傾ける必要なんてないの。それに、今までそれでうまくいってきたわ。

ーこうやってアルバム作りをするべきだとか、そんなアドバイスを受け入れたことは?

私は自分のやり方で、アルバムを作るの。

ー子供の頃好きだった本はありますか?

2冊あるんだけど、両方とも中国の本よ。一冊は『三国志』で、慎重かつ論理的に戦う方法を教えてくれる本。もう一冊は『西遊記』で、インナートリップ的要素を扱ったものよ。お釈迦様が戦わずに問題を解決するっていう話。「俺は何でも知っていて、10秒もあれば地の果てまで飛んで行ける」と言う自意識過剰な男に、釈迦が「どうやるか見せたまえ」って聞くの。そしたら男はブーン、ブーンって地の果てまで飛んで行って、そこにある5本の柱を見つけるのね。そして「柱に名前を書いておこう」とか言って名前を書いて戻ってきて「地の果てまで行ってきた」って報告するの。そしたらお釈迦様が「それは本当だな?」って言って、手のひらを見せながら「柱とはこのことかい?」と聞くの。つまり、この男はどこへも行けてなかったってこと。お釈迦様の5本の指の外から出ることができなかったのよ。

ー友人だったデヴィッド・ボウイとの特別な思い出はあります?

彼は私の作品が好きだって言ってくれた、数少ない人のうちの一人なの。(1992年のコンピレーションアルバム)『オノボックス』の音楽について、何かとても良いことを言ってくれてね。あの頃、誰も興味を示してくれなかったから、そんなことを言うなんて彼って勇気のある人よ。

Translation by Miori Aien

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