シガー・ロスのドラマー、レイプ疑惑で告発されバンドを脱退

脱退したシガー・ロスのオーリー・ディラソン(Photo by Burak Cingi/Redferns)

アメリカ現地時間10月1日、シガー・ロスはドラマーのオーリー・ディラソンの「脱退を受け入れる」と発表した。これは先週表面化したディラソンに対するレイプ疑惑の告発を受けたものだ。

「最近、彼に対して非常に深刻で個人的な申し立てがなされたため、オーリー・ディラソンの脱退を受け入れ、彼には私生活の問題に集中してもらうことにした」と、シガー・ロスのヨンシーとゲオルグが連名の声明をFacebookで発表した。

ディラソンがアイスランドの人気バンドであるシガー・ロスに加入したのは1999年。アルバム『( )』のレコーディング直前のことだった。同バンドの代理人がローリングストーン誌にFacebook上の声明について説明してくれた。
ディラソンの脱退が決まったのは、ロサンゼルス在住のアーティスト、ミーガン・ボイドが現在は削除されたInstagramの投稿で、ディラソンが「過去、レコーディングでロサンゼルス滞在中に彼と一夜を過ごしたとき、2度に渡ってレイプされた」と告発した数日後だった。

ボイドの投稿はこう続いた。「押し倒されて、長年トラウマを抑えつけてきた私は今日初めて本気で泣きたかった。彼の名前はオーリー・ディラソン。シガー・ロスというバンドに在籍している」

削除前のボイドの投稿には、このレイプ事件が発生したのは2013年1月で、当時シガー・ロスはロサンゼルスでアルバム『Kveikur(原題)』のレコーディング作業を行っていたと書いてあった。「この一件を警察に通報しなかった」とボイド。

「自分が受けた痛みを公にもせず、この苦痛を6年間隠し続けてきた……様々な理由で。私を信じてくれる人なんていないと思っていた。自分が愛するバンドのメンバーで、アーティストとしてもリスペクトしているという理由で、彼を信用した自分の無責任さを感じていた」

「それに、同じベッドで眠りにつく前に彼とキスをしてしまい、そのあとに完全に意識を失った」とボイド。「深い眠りの中、私の同意なく(股間に)押し込まれている感覚で目が覚めた……その夜、この行為が2度繰り返され、1度目であの場を去らなかった自分が不思議だった。しかし、私は酔っ払っていて、死ぬほど疲れていて、ショック状態だった……でも、そんなことはどうでもいい。だって、どんな人も同意なくレイプされたり、触られたり、舐められたり、ファックされるべきじゃないから」と続いた。ボイドが公に告発する決意をしたきっかけは、連邦裁判所判事に指名されたブレット・カヴァノー裁判官に対してクリスティン・ブラジー・フォード教授が行った証言だと言う。

ボイドの削除されたInstagram投稿では、レイプ事件の証拠としてボイドとディラソンのテキストのやり取りも公開していたが、警告を受けてInstagramから削除されたとボイドは主張した。さらに、「これから弁護士と対策を講じたいと思う。この事件は話題になり始めて、偽の情報が増え始めているので、法的助言を待っている」と述べたのである。

Translated by Miki Nakayama

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