ポストハードコアの伝説的存在、Jawbox復活の裏側をメンバーが語る

ワシントンDCのポストハードコア・バンド、Jawboxがこの夏再結成ツアーを実施する。(Photo by Shane Gardner)

ワシントンDCのポストハードコアバンド、Jawboxが復活する。2009年に『レイト・ナイト・ウィズ・ジミー・ファロン』で一度限りのパフォーマンスを披露して以来、メンバーはもっと大々的に活動してもいいんじゃないかと話し合ってきた。そして今、バンドはついに再結成を正式に発表。この夏、全米主要都市を中心に12公演を行う。ライブ演奏は実に20年以上ぶりだ。

「この5年間、毎年のように『ショウをやろうか、やるまいか』と話していた」。ベーシストのキム・コレッタはローリングストーン誌とのインタビューでこう語った。「そして毎年のように、なんやかんや口実をつくってショウをやらずに済ませていた。でもようやく、今年こそやるべきじゃないかって流れになったの。『そうね、やってみよう』と口に出してしまえば、あとは簡単だった。すごく楽しみだけど、同時にちょっと緊張してるわ」

ツアーでは、ベースのコレッタ、ヴォーカル兼ギターを務めるJ・ロビンスとビル・バーボット、ドラムのザック・バロカスといったおなじみの顔ぶれが勢ぞろいする。ツアータイトルは「An Impartial Overview」。最後のスタジオ・アルバムとなった1996年リリース『Jawbox』の中の1曲、「Chinese Fork Tie」の歌詞に由来する。



セットリストは、セルフタイトルアルバム『Jawbox』と1994年のアルバム『For Your Own Special Sweetheart』を中心に構成される予定だ。『For Your Own Special Sweetheart』は、DCの伝説的なインディーズレーベルDischordから2枚のアルバムをリリースした後、初のメジャーデビューとなった作品。ツアーは6月14日、マサチューセッツ州ケンブリッヂのシンクレアで幕を開け、北東部から西海岸、中西部へとまわり、7月27日シカゴのメトロで幕を下ろす。

4人のメンバーは1997年の解散後も連絡を取り合い、長年にわたり様々なプロジェクトでコラボレーションしてきた。ロビンス曰く、いま正式に再結成しなければこの後はない、という段階にまで来ていたと言う。「もし再結成するなら、体力的にこなせるうちにやらないと。Jawboxの音楽をプレイするのに必要な持久力や体力がないとね」。最終的な結論に達した心境を、ロビンスはこのように語った。「もしやるなら、さっさとやろうぜ」



Jawboxが公の場で演奏したのは『レイト・ナイト~』出演が最後。ちょうどDischordとコレッタが運営する出版会社DeSotoが共同で『Sweetheart』を再リリースしたタイミングだった。番組の中で、バンドはアルバムの代表曲のひとつ「Savory」を演奏した。彼らのトレードマークである、リズミカルなビートとメロディアスなサビの融合がフルに発揮された90年代の名曲だ。それ以降、公共の場でのパフォーマンスは一度もない。というよりも、2015年にDischord・Desotoが『Jawbox』を再リリースしたのを除けば、ほとんど音沙汰がない状態だった。

Translated by Akiko Kato

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