HIROSHI(FIVE NEW OLD)が語るBMTH「時代に正しく寄り添っていけるバンド」

FIVE NEW OLDのHIROSHI(Courtesy of TOY’S FACTORY)



―では、彼らの音楽を追ってきたリスナーの1人として、今回の新作に対する率直な感想を聞かせてください。

「今回はこうきましたか!」っていうのと、ラウドな要素はあるけど、音の歪み方が意外と優しい。でも決して物足りないわけではなく、やっぱり尖ってるんですよね。あと、僕はグライムスがめちゃくちゃ好きなんで、コラボしてるのはアガりました。

―けっこう意外なコラボですよね。

でも、Spotifyに上がってる彼女のプレイリストを見ると、ホワイル・シー・スリープスみたいなラウドなバンドとかバキバキなエレクトロの曲を入れたりしてたので、きっと彼女もブリング・ミーを聴いてるんだろうなっていう気はしてました。なので、そうやって掘ってたこともあって、今回のコラボはうれしかったのと同時に「ああ、遂に来たか……!」っていう感じもありましたね(笑)。



―あはは! でも、初期のメタルコア/デスコアからこうやってドラスティックに音楽性が変化していって、それと同時に高い評価を得ているバンドは珍しいですよね。

商業的にどうやってキャッチーでいられるかっていうところはちゃんと押さえてますよね。自分たちがやりたいアート的な部分と、自分たちのことを知らないリスナーの耳にも届くようにするっていう狙いとのバランスが上手く取れてるんだと思います。

―言葉で言うのは簡単ですけど、彼らのバランス感覚は本当に驚異的だし、すごく不思議でもありますよね。

僕もそこについては本人たちに聴いてみたいですね。でも、メンバーそれぞれにいろんなバックグラウンドがあるのは感じるし、すごく柔軟なんでしょうね。あと、今回もセルフプロデュースだし、自分たちがやりたいことが明確にわかっている気がします。

―FIVE NEW OLDも徐々に音楽性を変化させているバンドですよね。音楽性を変化させていく過程での創作との向き合い方はどういうものなんですか?

当事者としては変えにいったつもりは全然なくて、そのときにやりたいことをやっただけっていう感覚なんですよね。だから、周りに「変わったね」って言われて振り返ってみると「あ、変わったな」って思いますけど、その時々の自分の感覚は何も変わってなくて、自分たちにも聴いてくれる人たちにも楽しい発見がある音楽を届けたいっていうだけなんですよ。だから、ブリング・ミーの変化がすごくスムーズなのは無理をしてないからなのかなって思うし、そういうところにシンパシーを感じます。

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