リサクリスならではの「音楽」とは?-リサクリスさんはこれからどういうアーティストになっていこうと考えていますか?まったく新しい音楽人。今、テクノロジーの進化によって音楽を作るのがすごく簡単になっているし、「歌う人が曲も書いている」なんて当たり前になっている。自分はDJからスタートして、他のアーティストにもトラックを提供してたけど、そんな彼女が今はバンドもやっていて、MVでは踊っているわけです。つまり、そういう姿が私の目指すところですね。
-ちょっとトム・ヨークみたいですね。そうですか? そういえば、(ポール・トーマス・アンダーソンが手がけた)新しいムービーも超良かったですよね。
-ソロ名義、Pisces、バンドと、そうやってオルター・エゴ(別人格)をどんどん増やしていく理由は何ですか?私はアーティストとして完璧主義なんですよ。何にしても、『自分はこのキャラじゃないよね』とか、そういうところにすごく敏感だし。だから、それぞれのポジションに合わせたキャラを作りたい、のかな。
-つまるところ、リサクリスさんは音楽というものをどう捉えているんですか?最終的には、すべて自分の世界の遊びだと思っていますね。
リサクリス
幼少〜ティーンの時期をアメリカ、イギリス、日本で過ごす。新しく結成したバンド・Elto Klinhertzの処女作『SixPointTwo Dimension』を9月23日にリリース。リスナーとしてはずっとTychoを愛聴している。
『SixPointTwo Dimension』
Elto Klinhertz
発売中