「ツタロックDIG」出演バンド・ammoが語る、初期衝動をストレートに表現し続けること

ー結成、活動開始までの経緯を教えてください。

2018年の秋頃に、高校時代軽音楽部で一緒にバンドをしていたBa.川原と別の高校で1つ上の当時のドラマーと結成しました。曲がないとライブができないということで、手探りでオリジナル楽曲の制作を始めました。初ライブはその年の12月で、大阪のVARONというライブハウスです。

ーバンド名にはどんな意味や想いが込められていますか。

意味は特にありません。Ba。の川原が名付けたのですが、「字の並びがかわいいから」って言ってました。僕もそう思いました。

ー音楽のルーツや音楽以外のルーツをそれぞれ教えてください。

「バンドがしたい!」と思ったのが、Green Dayの「Basket Case」をYoutubeで観たときです。「自分の曲を作りたい!」って思ったのが、The Pillowsの「ストレンジ・カメレオン」を聴いた時です。 「バンドマンとして生きたい!」って思ったのがMy Hair is Badのライブを観た時です。音楽的な意味でも生き方的な意味でも、はっきりとキッカケになったポイントなのでこれが揺るがないルーツだと思っています。

ー2022年1月26日にリリースした2nd EP『灰汁とAct EP』の収録曲「CAUTION」はバンドとしての意思をストレートに感じました。この曲の生まれた背景、込めた想いをお聞かせください。

先ほど述べたルーツの話になるのですが、何年経っても忘れられないあの出会った瞬間の衝動に、今度は僕たちが誰かのそれになるんだ! って気持ちが〈身体に閃光猛スピード走る衝動 奏でていたいんだ〉の一文になっています。僕にしては珍しく歌詞とメロディーが同時に浮かんだので、気持ちい程ストレートに感じるのかなと思っています。

ー「不気味ちゃん」は歌詞から情景が浮かぶリアリティな世界観ですが、どんなことを意識した作品でしょう。

不気味にしようとして不思議にならないよう、とにかくバランスに気をつけて書きました。『灰汁とAct EP』やライブのセットリストの中で、イロモノじゃなく良いモノとしてアクセントとなる曲を目指した作品です。

Rolling Stone Japan 編集部

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