ー「THE PRINCESS PROJECT」の映像作品も、かなりこだわられたそうですね。編集ルームにエンジニアさんと一緒に篭って編集したそうで。
とにかく本当のものというか、見せたかったものを残したかったんです。仲間の魂も入れたかった。ステージに一緒に立っているからこそわかる、あのとき、この人はいい顔をしていたとか、私はこの人の顔にやられたとか、そういうものを積極的に入れていきました。
ーちゃんみなさんがステージで見たものがしっかり収められていると。
例えば、「ディスタンス」って曲だけ、演出を一緒にしている子が出てくれて、ペアで踊ってるんですけど、その曲が終わったときに私に何か言っていたなと覚えてたので、それを入れたりしていて。自分が見た思い出というか記憶みたいなものが詰まっています。
ーちゃんみなさんの大切な思い出を、誰でも見れる状態にする理由ってなんでなんでしょう?
「THE PRINCESS PROJECT」は、みんなの物っていう意識があるんですよね。自分の楽曲に対しては、みんなの物って感覚があまりなくて。あるっちゃあるんですけど、みんなのために書いてないっていうのは、ずっと言っているくらいで。「THE PRINCESS PROJECT」はみんなのためにやっていたものなので、みんなの物っていう感覚がある。だからこそ、私が見たものは惜しみなく出したいし、私が見た素晴らしかったものとか、そういうものはちゃんと共有したいなと思ったんです。
ー実際に武道館をやり終えて、映像でみんなが見れる状態にしたことにより、「THE PRINCESS PROJECT」はやり遂げた感覚はありますか?
はい、あります。