米政府職員、ロシアに収監中のバスケ選手と面会「彼女は極限状態にある」

グライナーは電子タバコ用のCBDオイル・カートリッジをロシアに持ち込んだ罪で有罪判決を受け、懲役9年を言い渡されていた。今回の面会は、ロシアの判事が懲役刑を支持した1週間後に行われた。裁定は予想通りの結果だったが――グライナー本人も「奇跡が起きる」とは期待していない、と弁護士も語っていた――裁判所は予審前の勾留期間も考慮すべきだと判断し、予審前に収監されていた日数を1日あたり1.5日として、刑期を約8年に短縮した。グライナーは現在モスクワ市外の刑務所で服役している。

グライナーの代理人を務めるリンゼイ・コラス氏は1026日付の声明で、「遺憾だが、予想通り」だとして裁定を非難した。グライナーの刑期は「ロシアの法的基準と照らし合わせても過剰に厳しく」、「彼女はアメリカ人であるがゆえに…… 人質に取られ、政治の駒として利用されている」と指摘した。

ジャン=ピエール報道官は先週木曜日、バイデン政権にとってグライナーの釈放が「最優先事項であることに変わりはない」と付け加えた。

さらに「ロシア側は誠意ある交渉に臨んでいないものの、今後数週間、アメリカ政府は引き続きこの件をフォローし、あらゆる経路を介してロシア側に代替策を提案してゆく」とも述べた。

From:U.S. Officials Meet With Brittney Griner in Jail: She’s ‘Doing as Well as Can Be Expected’ After Losing Appeal

Translated by Akiko Kato

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