「揃える」「揃えない」の間ーSOTAさんがこれまで観た他のアーティストのライブのなかで、最も感動したものや自分の理想だと感じたものは?SOTA 感動だとブルーノ・マーズさんですけど、理想でいうと、グループでやっているので、iKON。iKONさんのライブに行ったときは、やばかったですね。本当にすごい。ヒップホップが中心にあって、みんなの好きなものが定まっていて、かっこよくて、僕に刺さるものがありました。踊らされてない、歌わされてない、やらされてない。すっごく自由なんですけど、「ここは絶対に合わせたほうがかっこいいよね」という意識が全員一致していて、そういうところはしっかり全員で踊るんですよ。メンバー各々で「ここは踊ったほうがいい」と思っているポイントがあるから、そういうパートもあるんだなって。そういう感覚が要素としてあることにすごく刺激を受けました。それぞれがあそこまでパフォーマンスできて個性が輝いているのに、揃えて踊ることにも魅力を感じているのがかっこよかったです。ライブ全体を通してiKONカラーで、バラードに振ってもソロ曲になってもiKONらしさが出ていたので、観ていてずっと楽しかったですね。
ーBE:FIRSTがグループパフォーマンスとして大事にしていることを明確に言葉にしてくれた気がしました。SOTA そうですね。「揃えたほうがいい」というものに対して「揃えたくない」という人がいるのは当たり前だと思うんですけど、そのどちらにもリスペクトを持って間を取ることが一番きれいだと思っていて、そのバランスが見事でした。
ー今の話と通じるところもあるかもしれないんですけど、今後BE:FIRSTとして、どういうライブに挑戦していきたいですか?SOTA グラフがあるとしたら、バランスタイプにはなりたくない。全部を兼ね備えた楽曲も必要だとは思うけど、踊りに全振りする楽曲もあったほうがいいだろうし、感情に振るパフォーマンスもあったほうがいいと思うし。いろんな方向に100で振れるグループになりたいです。「フリーで自由にやらせても一人ひとりかっこいい」「合わせても踊れる」、さらに「スタンドマイクで横に並ばせてもそんな色気が出るんかい」みたいな。「90年代の楽曲やって、こんな服を着たら、こんな雰囲気が出るんだ」「新しいファッションをしたらすごく最先端っぽいね」等、どこに振っても表現しきれるグループでありたいです。いい感じで7人の感性が違っていて、誰かが先陣切って染め上げてくれるので。個性を尖らせながらBE:FIRSTの7人でひとつのものを輝かせ続けることを、一生やっていきたいと思います。
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