Hana Hope × HONNE対談 共鳴し合う両者の出会い、世界へ羽ばたくために大切なこと

Hana Hope、HONNE

 
デビュー前からテイ・トウワやROTH BART BARONといったアーティストとの共演を果たし、大きな注目を集めていたZ世代のアーティストHana Hopeが、ロンドン出身の2人組エレクトロ・ポップ・デュオHONNEをプロデュースに迎えたニューシングル「We've Come So Far」をリリースした。

この曲は、HONNEが作詞・作曲およびプロデュースを担当。HONNEらしいミニマルかつソウルフルなトラックと、その上をたゆたうように歌うHana Hopeのボーカルが印象的。そのチャーミングな雰囲気から一転、サビでは壮大で高揚感あふれるウォール・オブ・サウンドが展開されるのも聴きどころの一つだ。3月15日には待望のデビューアルバム『HUES』をリリース予定のHana Hopeと、今夏のサマーソニック出演も決定したHONNEの2人に、今回のコラボについて聞いた。


─HanaさんはHONNEの音楽についてどんな印象を持っていましたか?

Hana:私はずっとHONNEのファンでした。曲は「Location Unknown」が好きで、特にライブバージョンがお気に入り。それと、「no song without you」はチルなサウンドとメロディが大好きです。

アンディ:すばらしいチョイス! 「Location Unknown」のライブバージョンはツアー中にブルックリンで録ったんだ。ピアノとボーカルだけだけど、全てがうまくいったよ。「no song without you」も、我ながらよくできてる曲だと思う。何時間も悩んでできたのではなく、自然と思い浮かんできた曲という点でも気に入っているんだ。




─HONNEのお二人は、Hanaさんの歌声を聴いて、どんな印象を持ちましたか?

アンディ:僕が初めて聴いたHanaの曲は「Sentiment」でした。とても感銘を受けましたね。ハープのサウンドがとても美しいし、曲を聴いたときにビョークを思い出したんです。

Hana:ありがとう! 両親がビョークの大ファンなので、私も好き。



─コラボをするにあたって、事前に3人で話し合う機会はあったのですか?

アンディ:まずはお互いに打ち解けあえたらと思ってZoomでカジュアルなチャットをしました。もし同じ国に住んでいたら、直接会ってお茶でもしながら話せたんだけど…………それは次回だね!

─実際に話してみてお互いどんな印象を持ちました?

Hana:私は正直、ちょっと緊張していました。なので、過去のHONNEのインタビューを見て心の準備をしていました。

ジェイムズ:確かに、最初はお互いにぎこちなかったよね(笑)。

Hana:お話しする前から優しそうな印象があったけど、実際に話してみても同じように思いました。私は新人なので、お二人がどんなことを期待していたのかはちょっと分からなかったけど、歓迎してくれているのを感じることができたので。

ジェイムズ:大切なのは、相手と一緒にいて居心地がよいかどうかだよね。僕らは「クールなポップスター!」みたいな振る舞いとかできないし…………イギリスから出てきたただの田舎者だからね。音楽を作るのと、人と会うことが好きっていう、ただそれだけ。…………あれ? 何を言いたかったのか分からなくなってきた(笑)。

アンディ:(笑)。初めてリモートで話したときHanaは16歳だったよね。もう17歳になったんだ。君に出会えたことは、とても光栄だよ。声ももちろん大好きだし、一緒に制作ができることが楽しかった。

Translated by Hanako Tabata, Natsumi Ueda

 
 
 
 

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