田口淳之介と大和孔太が語る、アーティスト×現役ホストユニットNOMUZO誕生の物語

―今回のようなユニット形式で音楽活動をするのは久々になるんじゃないですか?

オジュン:田口さんはソロで音楽活動をしていらっしゃる……あのね、僕自身もオジュンというキャラを定着させないでスタートしているもんだから、説明が難しいんだけど(笑)。でも、ふたりでショッピングモールなどでリリースイベントをしていると、家族連れの方たちが一緒に僕らの振り付けを踊ってくれたりする。そういうすごく親近感が湧くスタイルのユニットになっているので、田口淳之介としての音楽活動とは全く違う、新しく生まれ変わったキャラクターで活動できているんですよね。それはすごく新鮮だし、楽しくもあるんです。

―これまで多種多様な活動をされてきましたけど、いろんな表現方法の中で音楽は中心にあるものだったりするんですかね。

オジュン:そうですね。今は麻雀のプロとしての活動などもあったりしますけど、何よりやっぱり音楽のステージでお客さんも含めて、その一瞬しかない瞬間瞬間を楽しむということがいちばんの快感ですし。そういった意味では、ここまでぶち抜けた(笑)、振り切れている今回のユニット活動も面白いなと思っています。

―コータさんは役者として活躍してきたわけですが、音楽パフォーマンスを長年続けているプロと一緒に歌って踊るというのは、チャレンジ的な意味合いも大きかったんでしょうか?

コータ:ちょっとだけ音楽系のオーディション番組に出させて頂いたりもしていたので、完全なるド素人ではなかったんですけど、オジュンさんとは経験の差が歴然だったので。だから「自分が見劣りしすぎて、悪い見え方になったらどうしよう?」と不安になったりもしました。でも、そこは自分もプロとして表に立つ以上、絶対になんとかしなきゃいけない部分だったので、とにかく必死に喰らいつきましたね。今もそうやってひとつひとつ積み重ねながら成長させてもらっています。

―ちなみに、ホストとしてのキャリアはどれぐらいになるんですか?

コータ:まだ1年ちょっとぐらいですかね。

―そのホストとしての活動の中でこういう展開が待っているなんて想像していました?

コータ:まったく想像していなかったです(笑)。でも、新しいことにチャレンジするというのはすごくワクワクしますし、しかもオジュンさんとこうしていろいろ考えながら活動できるのは幸せですよね。

オジュン:まわりのホストの人たちとの輪の中で、NOMUZOのことが話題になったりするの?

コータ:めちゃくちゃなります。「TikTokでまわってきたよ」とかよく言われますね。あと、NOMUZOのド派手な衣装を着たまま出勤したことがあって。3月末の締め日だったんですけど、NOMUZOのリリースイベントがちょうど折り返し地点だったから「とりあえず中打ち上げしよう」ということになって、一緒にまわっているXURS!の子たちやスタッフさんたちも含めてみんなで乾杯したんです。そのあとすぐ出勤だったから、メイクも落とさないでそのまま店に行ったらめっちゃイジられました(笑)。でも、みんな注目して盛り上がってくれているので、それは嬉しいですね。



―お店で「シャンパン」を流すこともあるんですか?

コータ:それこそ締め日にラスソン(ラストソング)として流しました。その月の売り上げナンバーワンのホストがラスソンを歌えるんですけど、めちゃくちゃ盛り上がりましたね。ただ、そのときは映像を接続できなかったので、次回はミュージックビデオも流してもらって、さらに盛り上げたいなと思っています。あと、もっともっと僕とこの『シャンパン』が有名になったら、オジュンさんにもぜひ店に来て頂きたいですね。それで一緒に盛り上げてもらえたら最高じゃないですか! てか、次、ナンバーワン獲れたらご褒美として……

オジュン:(笑)

コータ:そしたら伝説の夜になりますよ!

Rolling Stone Japan 編集部

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