モー娘。15期メンバーが語る、躍動と成長の理由

3人の繋がり

—山﨑さんは、例えば「わがまま 気のまま 愛のジョーク」の最後の“愛されたい”のパートとかに象徴されるように、ボーカルで締めるべきところをビシッと締める、みたいな役割を任せられることが多くなってきたのかなと思うのですが、ご自身ではグループにどういう貢献ができてると思いますか?

山﨑:パフォーマンス以外では、癒しの存在になれてるのかなと思います。先輩方もいっぱい可愛がってくださるし。18歳なのに可愛がってくださるってことは、癒される存在でいられてるのかなって思って。ファンの皆さんはもちろん、メンバーのこともスタッフさんのことも笑顔にできてるんじゃないかなって自分では思ってます。



—パフォーマンスの部分はどうですか?

山﨑:不得意なことは分かるんですけど、自分は何が得意なのかはよく分からなくて。でも最近、唸り声っぽい感じのパートをいただくことが多くなってきたので、そういうことを求められてるのかなって思います。今は自分に何が求められてるんだろうって考えて、その求められてるものに応えようとしてるところです。まだ得意なことが何かは見つけられていないので、それを見つけられるように頑張ってます。

—不得意なことは何ですか?

山﨑:今まで高い音程を地声で出してたんですけど、本当は出しちゃダメなところまで出してたっぽくて。それを今、裏声で出るように修正してます。大体直ってきたんですけど、そうしたら今度は地声が出なくなっちゃって、いろいろ難しいなと思ってるところですね。ダンスはしなやかな動き、ニョロニョロ、みたいな動きはできるんですけど……。

北川:ニョロニョロ(笑)。

山﨑:止めるところは止めるっていうのが、自分ではできてるつもりだったんですけど、できてないって言われたり、確かに自分の踊ってる動画を見ると先輩方よりもできてなかったりして。キレキレ?  キリキリ? パキパキだ! パキパキ踊るのも、今頑張ってます。


Photo by Rika Tomomatsu

—山﨑さん、前回インタビューしたときに比べて、なんかオーラが増したというか……。


北川 :見た目はすっごく大人っぽくなったなって思います。中身は変わってないかも(笑)。

山﨑:髪切ったからだと思います。

北川:スタイルもめちゃめちゃいいし、最近髪切ったからかパンツスタイルの衣装も増えてくるようになったんですよ。それが1年前と比べると大人っぽくなったなって思いました。

—15期の3人はグループに加入してから大変な時期を過ごすことが多かったと思うんですけど、だからこそこの3人にしか分からない繋がりみたいなものも感じますか?

北川:めちゃめちゃ仲いいですね。

岡村・山﨑:うん。

北川:お互いがお互いを必要としているっていうか。3人で15期っていうのがそれぞれ心の中にあるんじゃないかなって最近感じることが多いです。何でも相談し合えて、例えば「明日、靴持ってくよね?」とか、そういうことも(笑)。

山﨑:さっきも言ってた(笑)。

北川:そういう細かいことから、パフォーマンスの話とか、深い話までできるようになりました。今ではいないとダメな存在なので、日々感謝しながら活動してます。

岡村:全然違う3人なので、一見まとまってないふうに見えるかもしれないんですけど、まとまりすぎてて。

一同:(笑)。

岡村:すごく仲がいいし、3人で固まりたくなるような安心感がある。隣にいると安心するし、頼りになるところがたくさんある2人で、たくさん相談できる。パフォーマンスのこともプライベートのことも何でも言えるので、私は2人が同期で良かったなって思います。

—確かに似たようなタイプの3人じゃなくて、全然違うからこそ補い合ってるところはあるかもしれないですね。

岡村:誰かが卒業しちゃったら、ちょっとバランス違うなって思いますね。

北川:リハーサルとかでお互いのパフォーマンスを見てると、加入したときからずっと一緒にやってきてるので、「こんな歌い方も習得してる」とか、「こんなきれいなダンス踊れるんだ」とか、学びになることも多いですし、それを見て「今こういうことを頑張ってるんだな」とか「こういう部分に特化してるんだな」って感じます。

—いい意味でライバルとして刺激になっている部分もありますか?

岡村:ライバルなんですけど、戦闘モードではない。バチバチしすぎてると雰囲気悪いのがお客さんにも伝わるじゃないですか。頑張ろうとしてるときって周りが見えなくなっちゃうから、どうしてもギスギスしちゃうこともあると思うんですけど、それを出しすぎず、でも自分がこうしたいって気持ちはしっかり持ってるところが、15期の良いところかなって思います。

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