佐野玲於とJP THE WAVYが語る、ポストコロナの活動状況、2人の友情秘話

音楽とダンスとファッションは、言葉がいらない(JP THE WAVY)

ーWAVYさんはロンドンのLondon Cyrがプロデュースした「I’M FROM JAPAN」とか、タイのF.HERO×JARVISの「GUMMY YUMMY」に参加したり、EP『Hit Different』で韓国のSik-Kとコラボしたり、今年は海外の人との交流も活発ですよね。

WAVY:アジアに行くと毎回感じるんですけど、日本以外のアジア、東南アジアの国の人たちって結構みんな繋がっていて。ラッパーやアーティストとか。日本はそれがすごく足りてないなって行く度に思います。でも最近はタイのラッパーとコラボする日本のラッパーも増えてきたし、そういう活動も活発になってきてるかなって。タイの人たちとかは英語喋れるので、どこの国の人とも仲良いっすね。俺は英語喋れないですけど、ヴァイブスで。

佐野:ヴァイブスでお届け。

WAVY:それだけでここまでやってきました。



ー何か発見はありましたか?

WAVY:国によってもヒップホップのシーンというか、日本とはまたちょっと違うんですよね。例えば韓国だったら「SHOW ME THE MONEY」ってラップのテレビ番組があって、知っている人も多い。日本よりもヒップホップっていう音楽の認知度が高いし、お茶の間で受け入れられている感じがします。でも共通しているのは、ヒップホップっていう枠の中で、みんなヒップホップしてるなってどこの国でも思いますね。カッコいいなって。


JP THE WAVY(Photo by Mitsuru Nishimura)

ーその中でもAwichさんと一緒に回った香港・上海・台北のツアーはデカかったですか?

WAVY:過去にライブをやったことはあったんですけど、全部クラブで。ライブハウスで日中っていうのはやったことがなかったので、結構ドキドキしてました。でもたくさんの人が来てくれたし、ライブ中に「カワイイ」とか日本語が聞こえてきたりとか。コロナ禍でずっと外に出ていなかったから、日本以外でどれくらい知られているのかっていうのを、数字とかでしかわかっていなかったんですけど。実際に現地に行ってライブをしてリアルに感じて、凄いなって思ったし、また行きたいなと思った。ライブ終わってメシ食って数時間休んだら、空港行って次の場所に出発して……って感じだったので、スケジュールがタイトすぎてめっちゃハードだったけど。本当は現地のクラブもいろいろ行きたかったし、向こうのラッパーともちゃんとリンクしたかったんですけど、時間がなさすぎて。でも、めっちゃ楽しかったです。

ー言葉が通じなくとも、音楽で皆とフィールできてる感覚はありますか?

WAVY:音楽とダンスとファッションって、言葉がいらないなって感じます。「こいつのノリ、カッコいいな」「こいつヤバイ、めっちゃわかってる」って見てわかるじゃないですか。俺のライブ観て「お前、めっちゃヤバイな」って言ってきて、そこから仲良くなるアメリカの人もいるし。ヴァイブス、エナジー、気持ちっす。簡単な英語のやり取りは頑張って俺もやりますけど。

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