新しい学校のリーダーズ、米コーチェラ現地取材 4人の個性とLil Uzi Vertへのラブコール

4人それぞれの「はみ出していく」個性

―パフォーマンスといえば、ここ数年で、あなた方のステージ上でのパフォーマンスはどのように進化してきましたか?

SUZUKA:ライブを重ねることで、どうすると一番お客さんに歌とダンスが伝わりやすいかってことへの理解度が上がっていきましたね。だから、常に自分たちが楽しいと思えるパフォーマンスをする、そしてお客さんと一緒に楽しめるパフォーマンスをするっていうのを大事にしてたら、勝手に成長していきます。

―個人的に最も好きなパフォーマンスのひとつが、「オトナブルー」を一発撮りした動画なんですけど。

四人:おー!

―特に好感を抱いたのは、あなた方それぞれの個性が見えるような気がしたところです。 みなさんがニューヨークで古着屋で買い物をしている光景もお見かけしたので、伝統的なユニフォーム(制服)以外の個人的なファッションスタイルがどのようなものか聞かせてください。

SUZUKA:私はロックスタイルが好きです。(英語で)I like rock-style.

RIN:私はヴィンテージの古着とかも好きだし、クールなのとか、オーバーサイズとか、自分のその日の気分に合わせてポップにしたりクールにしたりしています。

KANON:私はワンピースだったり、タイトめなスカートだったりとか、綺麗なファッションが好きです。

MIZYU:私はおばあちゃんが着るような、ちっちゃい花柄が好きです。

―(MIZYUのほうを指差して)私もです。

MIZYU:Oh, really?


2024年4月14日、コーチェラ初週の「Gobi」ステージにて(Photo by Emma McIntyre/Getty Images for Coachella)

―みなさんが影響を受けてきた音楽についても教えてください。

SUZUKA:前にコーチェラにも出ていたビヨンセからはたくさん影響を受けてますね。I love Beyoncé!

RIN:普段よく聞くのはR&Bとかヒップホップ、ローリン・ヒルとかTLCといったアーティストだけど、自分がラップを担当することが増えてからロザリアの可愛いキュートな感じのラップもすごく参考になるというか。いいなってより思うようになりました。

KANON:私は自分の好きな音楽がAGに直接関係してるとは思わないんですけど、ATARASHII GAKKO!としてはマニー・マークにすごく音楽を教わったなっていう感覚があって。2年前くらい……3年前かな。初めてマニー・マークと出会ってから、私たちのおじいちゃんのように、学校の先生みたいに「音楽は幅広いんだよ」っていうことを教えてもらって。そこから私たちの可能性が広がった気がします。

MIZYU:音楽もそうだけど、私たちは日本の文化にもすごく影響を受けていて。パフォーマンスに舞子さんみたいな動きを取り入れたりとか、太鼓に合うパフォーマンスを作ったりとか。「ダンス」っていう枠にとらわれない規模で吸収しています。

Translated by Rolling Stone Japan

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