大統領選に出馬表明したギリブランド上院議員、トランプ攻略法を語る

2020年の米大統領選、民主党候補の最有力であるカーステン・ギリブランド上院議員(Photo by Drew Angerer/Getty Images)

米民主党のカーステン・ギリブランド上院議員が、現地時間火曜日、『ザ・レイト・ショー・ウィズ・スティーヴン・コルベア』にゲスト出演し、「私は今夜、アメリカ大統領選の民主党候補者選出に立候補します!」と宣言した。現在52歳のニューヨーク州代表上院議員は、司会のコルベアに向かってさらにこう言った。「子どもを持つ若い母親として、我が子のために立ち上がるのと同じように、他の子どもたちのために全力で戦います」

2016年の大統領選挙の余波で、女性の候補者が直面する問題への懸念が持ち上がっているにも関わらず、ギリブランドは(彼女が率いる政治資金団体Sidelinesは、公職選挙の女性候補者たちを支援している)女性であることを押し出すと明言。事実、彼女は女性であることを武器にして、トランプ大統領との立場の違いを明確にするつもりだ。自分が母親である事実を強調した後、ギリブランドはトランプ氏を白人の赤ん坊に例えた。

「現在の危機は、彼自身が作り出したものです」。ギリブランド議員は政府機関閉鎖についてこう述べた。「自分の欲しいものが手に入らないからといって、かんしゃくを起こすべきではありません。大統領がすべきことは、議会の民主党・共和党両議院と話し合い、移民問題改善にむけた彼の理念と目標を伝えることです。政府機関の閉鎖は国民を傷つけています。いま現在、大統領は我を通したいがために、政府を閉鎖しているのです。もし皆さんがこのような立場だとしたら、自分自身のためではなく、他の人々のために戦うべきでしょう」



ギリブランド議員は民主党の中でもとりわけトランプ氏への不支持を表明してきた。だが番組の中では、自分が共和党と協調する能力があることを強くアピールする戦略に出た。「私は上院の共和党議員のほぼ全員と協力して、党を超えた法案を作成しました」と。「テッド・クルーズ氏ともです!」。 2人は共同で、議会内におけるセクシャルハラスメント対策法案を起草した。

ギリブランドは2017年、同じ民主党議員の1人、アル・フランケン元上院議員が不適切な性的行動で糾弾された際にも、厳しい主張を展開した。8人の女性がフランケンから無理やりキスまたは体を触られたと訴えた。当時、ギリブランドは真っ先にフランケン議員の辞任を要求。だが逆に、ギリブランドは民主党の支援者たちから不当に非難されることとなった。ギリブランド議員がフランケン議員の退任を要求しているのは「自らの政治的地位をあげるため」に違いない、という見方をされたのだ。

ニューヨーク州代表の上院議員は議員人生の中で、女性に影響を及ぼす諸問題に特に注力してきた。それゆえ、選挙戦の初期段階でも男性の行動を問いただすことにかなりの比重が置かれるものとみられる。

Translated by Akiko Kato

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