世界で最も有名な覆面DJ「マシュメロ」をブランド化させた敏腕マネージャー

メジャーレーベルからの援助は受けていない

マシュメロは、今もインディペンデントなアーティストであり、彼の作品はすべてザ・シャリジ・グループによって管理されていて、メジャーレーベルからの援助は受けていない。

シャリジによれば、複数のレコード会社からオファーを受けたことはあるものの、とあるレーベルの社長がマシュメロのことを「頭にバケツを乗せた男」とあざ笑ったことで、シャリジは激怒。契約の話は完全に白紙になったという。それ以来、チームは音楽ビジネスの弁護士ジョシュ・ビンダーのアドバイスを受ける以外は、曲ごとにメジャーレーベルとパートナーシップを組みつつ、誰からの援助も受けずに活動してきた。

シャリジは、アーティストとファンの間には本物の感情的なつながりが必要だと深く信じています。「アーティストはたくさんいる。毎日5万曲の新曲がSpotifyにアップロードされているだろ。その中で生き残るには、本質が必要だ。プレイリストを聴いてるだけでは、誰かのファンになるのは難しいよね。自分のためにキュレーションされた、自分の好きなジャンルの様々な人たちの最高の曲を集めたプレイリストを聴くことができるのに、なぜ特定のアーティストを聴きたいと思うのか? そう考えると、これまで俺たちがやってきたことはすべて有機的なことだと言える。文化や人を騙すことはできない。彼らはそれが本物かどうか気づくからね」

Translated by Miki Nakayama

Tag:

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE