ハリウッドザコシショウ、「誇張ものまね」の制作プロセスを語る

ー今回映像作品でリリースされる『ものまね100連発Season3』もそうでしょうけど、やはりただ100個ネタをやるんじゃなくて、現場でお客さんとネタで対話して反応を見ながらやろうっていうスタンスなんでしょうか?

ザコシ:それはそうですね。毎年やってた単独ライブのネタは、ものまね30連発なんですけど、もっと過酷な100連発だと一発収録ライブですし、ウケるスベるってすごく大事になってくるんですよ。普通の芸人が映像作品の収録ライブをやるんだったら、昼公演と夜公演があって。それぞれからウケたところを摘んでいくのがセオリーなんです。でも僕の場合は、昼に特典映像の企画を撮って、夜に収録ライブをするので失敗は許されない。お客さんのつかみがない一発撮りを収録されるのも辛いし、反応は大事にしてますね。スベりそうになってもしつこく何回もやって空気を温めたり、上手いバランスを舵とっていくのはライブならではです。



ーものまねってデフォルメして面白く伝えたり、リアルに似せていくとかやり方があると思うんです。ザコシさんはどうやってものまねネタを考えていかれるんですか?

ザコシ:僕はものまねの中にコントの概念もあるんですよ。昔のコンビ「ジーメンス」でコントをやった時に、そこではウケなかったけど、この下りは面白かったなって思うものを今持ってきて笑えるってやつも結構ありますし。ものまねっていうジャンルだけど、その中でショートコント的なものもあるし、ちゃんと似せていくものもあるし、誇張ものまねもある。色々なパターンがないとすぐ飽きるんですよ。DJじゃないけど、ここでこのネタやったら盛り上がるんだろうなって考えるのも楽しいですよ。

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