モリッシーのマネージャー、『ザ・シンプソンズ』パロディに苦情「彼を侮辱している」

クウィルビーは最初、リサにもっと厭世的で皮肉な態度を取らせようとするイマジナリーフレンドとして登場し、『Humburger Homicide』や『Everyone Is Horried Except Me (And Possibly You)』というタイトルのパロディ曲(フライト・オブ・ザ・コンコルドのブレット・マッケンジーによる作曲)を歌っていた。リサが本物のクウィルビーを見るためにザ・スナフズのコンサートに行くと、実物はガサツで、ヴィーガンではない外国人恐怖症の男であった、というエピソードである。

このエピソードの放送後、モリッシーのFacebookページに彼のマネージャーであるピーター・カーチスからの投稿があり、「ザ・シンプソンズは、くだらない論争を巻き起こし、悪意のある噂を撒き散らそうとしている」、「モリッシーをパロディしたキャラクターを具体的な説明もなしにレイシストとして描いている」と批判した。ザ・シンプソンズとその放送局のFOXは、この投稿に対してすぐには反応しなかった。

ローリングストーン誌のインタビューに対しカーチスは、「どの記事を見ても、正しくない描写やザ・シンプソンズが行なったことについて語ってないというのはおかしなこと。ザ・シンプソンズは何人かのアーティストをごちゃ混ぜにしてパロディしているので、訴えるということはしません。しかし、あのエピソードがどれだけ侮辱的だったかということについては誰も話していないのです。モリッシーはまだ厳格なヴィーガンであり、動物の権利に対する彼の信念は、彼そのものを表すようなものです」と、語った。

Translated by Kazuhiro Ouchi

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