LiSA武道館ライブレポ、「10年前のわたし」に向けた最高のプレゼント

12月8日に開催された「LiVE is Smile Always〜LADYBUG〜」Photo by Viola Kam (V’z Twinkle)

LiSAのソロデビュー10周年を記念した全国アリーナツアー『LiVE is Smile Always〜LADYBUG〜』が12月8日、日本武道館にて幕を下ろした。本ツアーは7月9日の大阪城ホールからスタート。追加公演の武道館2DAYを含む全国6都市12公演を完遂した。

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本ツアーは今年5月にリリースされたソロデビュー10周年を記念したミニアルバム『LADYBUG』を携えたものだが、昨年10月に発売されたフルアルバム『LEO-NiNE』収録曲や大ヒットシングル「炎」、そして約半年におよぶツアー期間中に発表されたCDシングル『HADASHi NO STEP』『明け星 / 白銀』や配信楽曲「往け」なども加えた、非常にバラエティ豊かな選曲で展開。10年間を総括するというよりも、ソロデビューから10年を経てここにたどり着いたLiSAの現在を示すような内容と言えるものだった。

会場が暗転すると、アリーナ中央に設置された円形ステージ上のスクリーンに「10年後のわたしへ」と題された、10年前のLiSAから今のLiSAへの手紙が映し出される。デビュー目前で不安を抱えていた2011年のLiSAの思いを晴らすかのように、ライブは「dawn」から勢いよくスタート。バンドメンバーのエッジの効いた演奏に乗せて、LiSAは360度オーディエンスに囲まれた形で力強い歌声を響かせていく。そのまま「全部楽しむ準備はいい? 最高に楽しんでいきましょう、ピース!」を合図に「白銀」へと突入すると、LiSAとバンドの勢いはさらに加速し、続く「ADAMAS」では早くもクライマックスと呼ぶにふさわしい盛り上がりを見せる。この曲ではLiSAがリズムに乗せてフロアタムを力強く叩きつけ、そのビートにあわせて観客が拳やペンライトを高らかに掲げる。まだまだ声を出したり一緒に歌ったりして楽しむことは難しい状況だが、それでも普段のLiSAのライブと寸分違いない熱さが伝わってきた。


Photo by Viola Kam (V’z Twinkle)

その後は「ViVA LA MiDALA」「GL」と、ミニアルバム『LADYBUG』からの楽曲を連発。後者ではチャイナドレス風衣装に身を包んだLiSAが、ダンサーたちと息の合ったパフォーマンスを見せていく。パワフルな歌と演奏以外にも、こうして視覚面でもじっくり楽しませてくれるのがLiSAのライブの魅力であり、そのエンターテイメント性の高さは現在のような“観客の声を奪われた”状況でより強く発揮しているように映る。外周が回転する仕組みの円形ステージや煌びやかな照明、曲中や幕間に用意された映像演出もその一環であり、会場でライブを体験した者は一緒に歌えない、声援を上げられないことに対する不満は一切なかったのではないだろうか。


Photo by Viola Kam (V’z Twinkle)

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