吉田理幹が語る悩みと転機、「やさしいひとたち」であろうと決意した理由

ー最新楽曲は「ストロング缶」と、インパクトのあるタイトルですよね。

吉田:「ストロング缶」は代名詞的な曲になればいいなと思って作った曲で。メンバーの脱退もあったりしてすごく悩んでいたときに、「あーなかなか上手くいかないな、難しいな」って1人でストロング缶を飲んでいたんですね。こんな悔しい想いだったり、上手くいかないよなって想いは、9%じゃ足りないってことを歌っている曲なんです。



ー吉田さんはメロディにも強いこだわりを持っていますよね。

吉田:いろいろな音楽の聴き方があると思うんですけど、自分は最初から歌詞がスッと入ってくるタイプではなくて。まずはいいメロディかどうか、そして聴き心地のよさで好きになるんです。なので、まずはいいメロディを作りたい。小さい頃から、父と母の影響もあり、家で洋楽がすごく流れていたんです。歌詞は分からないけどこのメロディすごくいいなとかワクワクしていたのも影響は大きいのかなと感じています。

ーちなみにどんな洋楽を聴かれていたんでしょう。

吉田:マイケル・ジャクソンの「Man in the mirror」が大好きで。あとはスティーヴィー・ワンダーの「Isn’t She Lovely」はカラオケでよく歌います。そのほかにも父がイーグルスやエリック・クラプトンのライブDVDとかたくさん持っていて。それを観たりもしていましたし、さまざまな音楽を聴いていました。

ーThe Super Ballではコーラスが強い武器だと思うんですけど、ボーカルにおけるこだわりはどんなところにお持ちですか?

吉田:大学時代に、ゴスペラーズさん出身のサークルでアカペラをやっていたんです。なので、ハモるのもすごく好きで。活動していく中で相方の陽吾さんもコーラスするのを好きになってくれました。お互いの声を支え合う瞬間、その感覚がものすごく気持ちいいので、そこはマストで曲を作っていますね。

ー吉田さんにとっての今後の夢を教えてください。

吉田:大きな会場でライブしたいという想いは忘れたことがなくて。武道館だったり、アリーナクラスで必ずライブをしたい。やさしいひとたちでも、The Super Ballでも、できるようにするのが今の一番の夢です。コロナ禍になってから考えが変わって。今まで何人に届くかみたいなところばかり考えていたんですけど、例えば100人に深く刺して、それを何年もやり続けることに価値を強く感じるようになりました。なので、とにかくやりたいことを長く続けたい。おじいちゃんになっても歌い続けるのも1つ大きな夢ですね。



<リリース情報>



やさしいひとたち
『ストロング缶』
配信中

Twitter:https://twitter.com/supabolriki0402

Rolling Stone Japan 編集部

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