RIP SLYMEが語る再始動の理由 3人の「楽しい」を作っていきたい

CHICO CARLITOから中居正広まで

―FUMIYAさんの個人活動は、chelmicoのアルバムへの参加、Red Bullのラップ企画「Red Bull 64 Bars」でCHICO CARLITOのビートプロデュース、と。

FUMIYA はい。chelmicoは、ラップもうまかったし、いい子たちなんですよ。リップに影響受けてるらしいから俺がスタジオにいて緊張したって言ってたけど、現場の空気が明るい。曲は、俺の中では“男臭いchelmico”。かわいい方面じゃない、汗臭い中にいるchelmicoを見てみたいなと思って作りました。CHICO CARLITOくんのは、もともとRYO-Zくんでデモを録ってたけど……。

RYO-Z その企画に使いたいってことでどうぞって言ったら、すげーカッコいいの! うわーと思って。

FUMIYA いろんな技が詰まっててすごいよね。Mummy-Dさんがこの組み合わせがいいんじゃないかって、くっつけてくれた企画です。

―ほかにも楽曲提供、プロデュース仕事は?

FUMIYA 中居(正広)くんが自分の会社「のんびりなかい」のサイトと会員制ページを立ち上げて、そこで流れる音楽を全部作りました。

ILMARI CHICO CARLITOから中居くんまで。広いねー。

―コンポーザーとしての個人的ニュースはありますか? 新しい機材を導入したりだとか、こんなモードだとか。

FUMIYA アナログ方面に回帰しつつありますね。もう一回サンプリングで作っていきたいなと。DAWの中だけで終わらせないでハードを使ったり、昔の機材を引っ張り出したり。m-floの☆Takuくんもそうみたいで、SP-1200とかを使ってるんだーっていう話をしましたね。

―RYO-Zさんは、アスタラビスタでも久しぶりの活動がありましたね。

RYO-Z そうそう、リリースとライブがあって久々に集まって。だから、リップ、テリヤキ、アスタラと、最近結構バタバタしてるんですよね。

FUMIYA やってたほうが感覚が鈍らなくていいよね。現場もレコーディングも。

ILMARI ときどきYouTubeで、僕らの昔のライブ映像が、誰かに勝手に上げてるやつだけど出てくるじゃないですか。俺らこんなところでやってたんだなあって他人事な感覚なんですよね。

RYO-Z 今、ROCK IN JAPANなんか出たら大変だよ? ガッチガチに緊張すると思うよ。

FUMIYA 手震えて回せるかな(笑)。でもあの頃は忙しかったね。夏はフェスいろいろ回りつつ、曲も作って。

ILMARI 地方のスタジオで録ったこともあるもんね。

RYO-Z 取材も1日5誌とか。撮影もやってインタビュー受けて、もう何も話すことないと思ってたよね。今、すっごい楽しい。溜まってたから話したくてしょうがない(笑)。



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