ジェネレーティブ・アートとAIの音楽を組み合わせた、新しい音楽NFT

前例のない音楽、アート、クリエイティブの新たな波の出現

ーアイデア面、AIテクノロジーの面、それぞれの面で考えたところ、追求したところは?

クリス アイデア面では、ジェフ・ニコラスが音楽のPFPコレクションをやろうというアイデアを提案してきたところから始まるね。僕たちはNFTを使って楽しくてオリジナルなことをやりたいと思っていたから、ジェネレーティブ・ミュージックのミュージシャンをジェネレーティブ・オーディオ・ビジュアルNFTに変えるのはごく自然なことだった。そこで最初に出た疑問は、どうやったら音楽とビジュアルアートを調和させられるかということだった。無愛想なWVRPSがハッピーな音楽を作っているようなことは避けたかったからね。幸いにも、僕たちはオリジナルのバーチャル・アーティストたちと一緒に、音楽と音楽ソースの間、音楽とアイデンティティの間のどこで落とし込んだらいいのか、ずっと探求していたんだ。だから、WVRPSは僕たちがすでに進めていた道の中で生まれた新たなチャプターのようなものだ。テクノロジーの面では、僕たちのオーディオエンジンは、機械学習を使って音楽を作曲していて、MIDIまたは音楽データを生成している。AIは音楽の頭脳に当たる部分だと考えているんだ。オーディオエンジンの第二のレイヤーでは、サウンドやスタイルなどをコアとなるAIの作曲に適用している。マイク・シノダ、ジェイ・ZのエンジニアでもあるYoung GuruとDECAPが、このシステムの部分で協力してくれているよ。僕たちは常にアーティストと協力しているし、アーティストが新しいツールや技術について学ぶ助けになるようなこともしている。Machine Arts Labというのをスタートしたのも、その目的のためなんだ。

ー今後はどのようなコミュニティを作っていきたいと考えていますか? コミュニティ内のホルダーたちが協力しながら音楽を作っていくようなことも期待していますか?

クリス 僕たちが作りたいコミュニティは、自己表現、発見、そして音楽とのより深いつながりをサポートするようなコミュニティなんだ。最終的には、ホルダーたちの意見に耳を傾け、彼らが僕たちと一緒になって作っていきたいと思うようなコミュニティを構築していきたい。2022年にはコミュニティ内のみんなが共同で何かをクリエイトできるようにしていくつもりだ。個人的にはこれが一番エキサイティングに思っているロードマップかもしれない。

ーホルダーがWVRPSで何かをやろうと思った時、実際には何ができますか? WVRPSではホルダーをどのようにサポートしていきますか?

クリス どのWVRPSにも、音楽の完全な商用利用権が付いている。それに、ホルダーが各楽曲のオーディオ・ステム・ファイルを簡単に入手できるようにしているから、オーディオ制作ツールを使って新しい音楽を作ることができるんだ。コミュニティがホルダーの音楽作品に注目するようなことにも、可能な限り取り組んでいきたい。あと、Web3.0の音楽プラットフォームであるAudiusと一緒に、リミックス・コンテストも実施しているよ。このコンテストでは、クリエイターを招待してWVRPSの音をリミックスしてもらい、豪華賞品を獲得してもらうだけでなく、審査員グループでもある世界のトップクラスのエンジニア、プロデューサー、アーティスト、音楽業界のリーダー、NFTコレクターたちとつなげるようなこともやっている。

ー今WVRPSに関わっている音楽アーティストは?

クリス リミックス・コンテストの審査員には、グラミー賞に10度輝いたミキシング・エンジニアのマニー・マロクィンがいるよ。去年NYのストリートで行われたトライベッカ・フェスティバルのショーでは、A-Trak、Cookie Kawaii、Princess Nokiaとコラボレーションをやった。GrandtheftもWVRPSのリミックスを発表するよ。Gramatikもやるんじゃないかな。今後もっといろいろなコラボレーションが出てくると思う。

ー音楽とアート、カルチャーの未来をどう見ていますか?

クリス 音楽、アート、カルチャーの未来に境界線はないね。テクノロジーとも密接につながっているし、未来の音楽とアートはさらにリアルタイムで作られ、変化し、進化するものになると思う。受け身のものではなくなるし、よりパーソナルなものになると思う。クリエイターとオーディエンスの距離もどんどん近くなって、間にある境界線も最終的にはなくなるんじゃないかな。実際、現在僕たちが作っている役割とかアイデンティティもなくなっていくと思うね。新しい形の集合的なクリエイティブ意識が出現すると思うんだ。その結果、カルチャーはさらに速く、より広がりをもって変化していくことになる。僕たちは、前例のない音楽、アート、クリエイティブの新たな波の出現を目の当たりにしているんだ。これは僕たちの世界にとって良いことになるものだと信じている。WVRPSのゴールは、僕たちと一緒に世界を作りたいという冒険家たちとともに、音楽の歴史の新たなチャプターをいくつも書き換えていくことにあるからね。


Authentic Artists、WarpSoundのファウンダー/CEO、クリス・マクギャリー
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WVRPS by WarpSound
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