モー娘。小田・北川・岡村・山﨑が語る、アイドル魂の継承、つんく♂曲のメッセージ

左から、山﨑愛生、北川莉央、小田さくら、岡村ほまれ(Photo by Rika Tomomatsu)



「Chu Chu Chu 僕らの未来 / 大・人生 Never Been Better!」について

—今回、半年ぶりに2曲入りのシングルをリリースしますが、リリースの間隔もようやくコロナ禍前に戻ってきた感じですよね。両方ともつんく♂さんの曲ですが、この2曲を最初に聴いた印象はどうでしたか?

小田:「Chu Chu Chu 僕らの未来」は、「よしよししてほしいの」のときもすごく思ったんですけど、それよりさらに先を行ってる感じで「新しいことをしようとしている曲だな」と思いました。歌詞も曲とリンクする辛辣さがあって、このSNS時代にズバッとものを言ってらっしゃるんだなと。歌い出しから“ダサいかどうか なんでわかんの?”って言われると、確かにどういう信念でみんなダサいとか言えるんだろうと思いますし、“星の数を鵜呑にしない”っていうのも、自分で判断したものより、複数の他人がいいって言ったものをいいと思い込むことが常識っぽくなってきてるじゃないですか。逆に、先に人が見つけてたはずのものなのに、自分が見つけたように錯覚したりすることも結構ある。そしてサビまで進むと「自分がいいと思ったものを評価しなさいね」って話なんだなって気づくんです。ほんとにいいものだったら多分、100年後には評価されてるじゃないですか。でもそれを確認する術はないわけだから、好きだと思ったら信じて、やりたいことをやりなさいってことだと思いました。「大・人生 Never Been Better!」の方も、好きにしなさいねっていう同じようなメッセージ性の曲。“波風が立つのも 正々堂々である証拠”とか、今のメンバーに必要なことを歌詞にしてくださってるんだなって、今回も改めて感じました。

「Chu Chu Chu 僕らの未来」


「大・人生 Never Been Better!」


—6月20日にラストライブを控える森戸知沙希さんに向けた2曲でもありますよね。


小田:曲調はちぃちゃん(森戸)の人生を応援するような感じですよね。「Chu Chu Chu 僕らの未来」の方で“君はすでに立派さ”って歌詞を譜久村さんに歌わせてるんですね。それが私的には、つんく♂さんは譜久村さんにちぃちゃんの背中を押させたのかなって思ってます。リーダーとしてグループを引っ張っている人がちぃちゃんに、「もう立派だよ、行ってらっしゃい」って気持ちで背中を押しているのかなって、私はそう感じました。

—そういう意味で言うと、「Chu Chu Chu 僕らの未来」は卒業していく森戸さんへの応援の意味もありつつ、「大・人生 Never Been Better!」は森戸さんを描写した歌詞って感じがしました。

小田:そうですね。「Chu Chu Chu僕らの未来」でモーニング娘。のちぃちゃんの最終形をちゃんと見せる。カントリー・ガールズからモーニング娘。に入って、最後はカッコよく卒業していくんだなって。で、「大・人生 Never Been Better!」では、13人でその生き方を皆で共有するような感覚ですね。

—森戸さんは小田さんと同じく、同期がいない一人だけのメンバーでしたけど(小田:11期/森戸:14期)、卒業すると聞いてどうでしたか?

小田:期ごとにメンバーの写真を撮る機会も多い中で、「そういえば、ずっとちぃちゃんと一緒だったな」って。あと自分では自覚がなかったんですけど、楽屋で隣にいたり、歩くとき隣で喋ってたり、よくちぃちゃんと一緒にいたみたいで。ちぃちゃんは何を言っても笑うので。絶対笑っちゃダメだよ、って言っただけで笑う子なんですよ(笑)。たぶんそうやって笑ってくれるのが楽しくて、ずーっと喋ってたり何か見せてたりしてたことに、ちぃちゃんの卒業が決まってから気づいたので、自分的には日常生活から何か抜け落ちた感じがするんだろうなって思います。

去年卒業した佐藤(優樹)さんは自由なタイプで、楽屋にいないことも多かったから、今でも楽屋にいないだけかなみたいな感覚になったりするんですけど、ちぃちゃんは楽屋でずっと声がしてる。だから卒業したら声が聞こえなくなるんだなって今から感じていて……。この間の沖縄公演の楽屋でも、仕切りがあって姿は全然見えなかったのに、ずっと声がしてて。あ、これがなくなるのかって実感しました。

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