「インプットされていたものが外に出ていく瞬間って4人で一緒にいるときが多い」―ライブの規模も大きくなって、88risingとの契約も発表して……って、ここ2年くらいのスピード感、とにかくすごいですよね。ドラマチックな人生だな、と感じています。KANON:私たちも、走りすぎちゃってる感じがします。まだまだ走れるけど。
SUZUKA:どんどん走ってるよな。
KANON:「走るの楽し〜!」って(笑)。
RIN:走っている私たちに、ファンの人も一緒に着いてきてほしいって思っています。日本のファンの皆さんにもよく言ってるんですけど、海外に行っちゃって遠く感じると思われたらすごく悲しいので、「一緒に行くんだよ」って気持ちはすごく強いですね。
MIZYU:海外に向けた視線もありますけど、日本へのアプローチもめちゃくちゃ大事だと思っています。日本の皆さんにも、「この子たちは日本代表だ」って思ってほしいから、これまでと変わらず、日本にいるファンの皆さんに喜んでもらえることもいっぱいしたいなって思います。私たちはあくまで日本人なので。
―パフォーマンスはもちろん、表情ひとつを切り取っても、AG!としての徹底的なクリエイティビティを感じます。普段、どんなことからインスピレーションをもらいますか?SUZUKA:それぞれ、人間として生きているんですけど、AG!のSUZUKA、MIZYU、RIN、KANONという人格として、この4人がどうやったら面白いかっていうことを考えているときは、やっぱり4人でいるときに「あ、ここはこうじゃない?」って出てくるんですよね。
RIN:インスピレーションというか、なんか勝手に出てくるみたいな感じですよね。インプットされていたものが、外に出ていく瞬間ってやっぱり4人で一緒にいるときが多いんです。
SUZUKA:日々、それぞれ個人の好きな音楽や生き方が、うまいこと作用しているんだと思います。
―今後における、皆さんの夢や理想について、それぞれ伺ってもいいですか?SUZUKA:ワシが思うに、日本のもっと大きなステージに向かっていくのは、近い未来のことやなと思ってるんです。でも、もう少し遠くの未来のことでいったら、大勢の日本のファンがいる上で、世界という最も母数の大きいステージに立つこと。ワシが思ってもみないような大きなステージに立って、その時、そこにいるオーディエンスたちはAG!に対して本当にリスペクトを持って、かつ「この子たちがやってることは本当に面白くて、アートだ!」と言ってほしい。そして、その大きなステージを観た日本にいるAG!のファンたちには、「日本人の女子4人が、こんなとこ立っとるぞ」って泣いてほしい。世界に向けて、「日本やばい!AG!やばいぞ!」ってバーンって発狂させたいですね。
KANON:最近はNIKEとコラボさせて頂いたり、色んなお仕事がある中で、やっぱり4人で考えるのがすごい楽しいし、ステージに立つのも楽しい。毎回のワンマンもそうですけど、一つのステージを終えるたびに、そのときのベストを尽くして、前回よりも良くなっているなと感じるんです。それって、これまでの挑戦を地道に繰り返してきたからだと思うんですけど、今回のライブで、さらに「4人の限界、ないぞ!」と思って。「この4人だったらどこまででも飛んでっちゃうぞ」と思えたんです。AG!としての私もどんどん好きになっていくし、他の3人も大好きだし。どんどん4人として突っ走っていきたいなっていう気持ちは本当にあります。メンバーは絶対に代わりがいない存在だし、この4人だったらもっと広い素敵な景色や風景を見ることができる気がするので、このまま突っ走っていきたいです。
MIZYU:4人で活動していると、いろいろ荒波が来るんですよ。でも、いろんなことを挑戦したいからこそ、いつでも4人で会話をして4人で頷けば、イケちゃうんですよ。それが全てなんですよね。コロナ・ウイルスが蔓延し始めた時も、どうしたらいいんだろうってめちゃくちゃもがいていたんですけど、それが今の成長につながっているし、プラスになっている。そうやって、ピンチをチャンスに変えてきた感じはあります。
RIN:今も昔も自信はあるんですけど、昔は根拠のない自信だったんですよね。でも、今はいろんな経験をしたことで、根拠のある自信にだんだん変わってきたなと思っているんです。その辺にいたはずの中高生の女の子たちが、周りのサポートもありつつ自分達の可能性を突っ走ってきた結果、限りなくすごいところまで来ることができた。それってすごく夢があることだと思うんです。これから、日本はもちろん、世界の人たちに対しても夢を与えられる存在になれたらと思います。まだ、漠然としていますけどね。
SUZUKA:ワシらのこの雰囲気っていうのは、本当にピースフルなんですよ。お互いのことが大好き。だから、このスタンスを色んな人に伝えていきたいなって思うんです。
KANON:そうそう。配信の映像を見て、本当に「この4人最高!」って思ったんです。「こんなに愛に溢れてるんだ」って。
SUZUKA:曲を聴いて、「うわ、誰これ?めっちゃかっこいいやん! めっちゃ好き!」って思ったら「ウチらやった!」って感じなんですよね。
KANON:私たちの、この白くて青い気持ちっていうか。
SUZUKA:そう。この白と青のところに常に執着していきたいですね。
Head In The Clouds Music&Arts Festival今年で通算4回目を迎える88rising主催の大型フェス「Head In The Clouds Music&Arts Festival」。二日間にわたって開催され、日本からは新しい学校のリーダーズやTERIYAKI BOYZ®が参加。ヘッドライナーはジャクソン・ワン、NIKI、リッチ・ブライアンらが飾る。
https://la.hitcfestival.com/新しい学校のリーダーズ オフィシャルホームページhttps://leaders.asobisystem.com/Rolling Stone Japan vol.19※88rising特集ページにて、新しい学校のリーダーズのインタビュー掲載。
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