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カメレオン・ライム・ウーピーパイ(@chameleon.lime.whoopiepie)がシェアした投稿
以前、TCTSと組んだ「Rich Girl」でのハウスサウンドも一大チャレンジだったそうだが、そのときはサウンド面とは別に、こんな興味深いリクエストがあったという。
「日本語を半分入れてほしいとお願いされて。それも、寿司とか富士山みたいな海外にウケそうな言葉ではなく、リアルなものにしてほしいとのことだったので、私が普段から考えていたことを歌詞に込めることにしました。今は日本語が求められているんだなと思ったし、本人も日本のカルチャーが好きだと話していたので、わざとらしいのは嫌だったのかもしれないです」
ある時期までは洋楽に憧れたり、海外志向を打ち出したりするアーティストやバンドの多くが英語で歌い、そうしなければ世界で通用しないという風潮があった。しかし近年は、K-POPやラテンポップが母国語で歌いながら世界中のチャートを席巻しているように、非英語圏のポップミュージックを世界中の人々が楽しむようになり、自分たちのアイデンティティと向き合い、母国語で歌うほうがユニークだと受け止められるようになってきている。
また、最近の海外シーンでは、ハリー・スタイルズやロザリアからインディーの音楽家に至るまで、日本語や日本のカルチャーに言及した作品が目立つ。そのことも踏まえると、「日本語が求められている」というのは、あながち気のせいや勘違いでもないのかもしれない。
それはさておき、海外での好評価について「日本に住んでいるので、自然にやれば日本っぽい要素が入ってくる。そこを面白がってもらえているならありがたいです」とChi-は語っているが、実際のところは本人たちもピンと来ないようだ。
真相は知る由もないが、もし何らかの理由を見出すとすれば、我が道を行くことを恐れぬ勇気こそが、狭い日本を飛び出すための突破口なのかもしれない。そして、その勇気は、カメレオン・ライム・ウーピーパイの圧倒的に突き抜けた個性ともつながっている。
「海外の方と接しながら思ったのは、私たちの人気があろうがなかろうが関係なくて、純粋に曲のよさを認めてくださっている感じがするんですよね。みんな周りの評価ではなく、自分がカッコイイと思うかどうかで判断している。自分たちもそうありたいし、今はすごく可能性を感じています」
Chi-は海外でライブすることが近い将来の目標だと語っていた。そんな3人にとって、洋楽フェスであるサマーソニック出演は大きな財産となるだろう。最後に意気込みを聞いた。
「実は3年前、『出れんの!? スパソニ!?』に応募したんですよね。3人で一度行ったことがあって、そのときも自分がステージに立っている光景がリアルに想像できたので、メチャクチャ楽しみだし気合が入ってます。(出演者だと)イージー・ライフはやっぱり気になるし、マネスキンのライブも近くで見てみたい。あとはいずれ、SXSWにも出てみたいですね。こないだスティーヴンさんとZoomで顔合わせしたときも、『タイミングが合えば一緒に出るよ、1曲だけでも行く』と言ってもらえたので、そのときが来たらぜひ共演したいなって思います」
カメレオン・ライム・ウーピーパイ
「Whoopie is a Punkrocker feat. Stephen Harrison」
配信リンク:https://CLWPRecords.lnk.to/WhoopieisaPunkrockerPR
SUMMER SONIC 2022
2022年8月20日(土)〜21日(日)
東京:ZOZOマリンスタジアム&幕張メッセ
大阪:舞洲SONIC PARK(舞洲スポーツアイランド)
※カメレオン・ライム・ウーピーパイは8月20日(土)東京会場、21日(日)大阪会場に出演
公式サイト:https://www.summersonic.com/
カメレオン・ライム・ウーピーパイ公式サイト:https://lit.link/clwp
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