尾崎裕哉が語る、父・尾崎豊の名曲「I LOVE YOU」をいまカバーした理由

―そうした楽曲の中から、今回は「I LOVE YOU」と「OH MY LITTLE GIRL」を歌っていますね。選曲の理由は好きで歌っていた曲だからなのでしょうか。それとも一般的によく知られている曲だからでしょうか?

一番の理由は、後者ですね。基本はみんなが知っているというところで選びました。でも「I LOVE YOU」はテレビに初めて出た節目でも歌ったりずっと歌っているし、自分の中での課題曲でもあるんです。

―課題曲ですか。

そうなんです。父親の代表曲ですから、それをピアノアレンジじゃなくて、ギターアレンジで1人で歌うことができたら、自分は音楽をやっていけるんじゃないかなって思っていたので常に歌ってきた曲なんです。「OH MY LITTLE GIRL」は、どちらかというと、もうちょっとライトな気持ちで取り上げてます。もちろん好きな曲だし、何回も歌っている曲だけど、映画にも使われたりしてみんなが知っている曲で自分が歌いやすい曲という尺度で考えました。

―この2曲は、オリジナルと同じキーで歌ってるんですよね。

僕は尾崎豊の曲を原曲キーでしか歌えないんです。キーを変えちゃうと曲が持っている音のエネルギーや音の中心地が変わっちゃうので、キーを変えるということは考えなかったですね。他の人のカバーだと考えることもあるんですけど。

―他の人のカバーって、例えばどんなアーティストを歌うんですか?

洋楽が多いですね。ジャスティン・ビーバーとかジェイソン・ムラーズとか、ジョン・メイヤーとかはよく歌ったりします。あと、ファンからのリクエストに応えたりもしているので、最近だとヒゲダン(Official髭男dism)の「Subtitle」を歌って、死ぬかと思いましたけど(笑)。

―(笑)。歌うのが大変で?

なかなか覚えるのが大変なんですよね(笑)。同じメロディなんだけど、語尾だけ違うみたいなところが5パターンぐらいあるんですよ。それと、同じテーマのメロディが「ここで来るんかい!」みたいなときが何回かあって。それを覚えられなかったから大変でしたけど、まあ何でも歌います。

Rolling Stone Japan 編集部

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