はるさんへの言葉—井上さんは入ったばかりですが、そういう信念を譜久村さんから感じ取ったり、自分なりに解釈して受け取ったりすることもありますか?井上:加入してからいろんなことがありすぎて、一個一個を終えるので精一杯だったところがあって……。自分にまだ余裕がなかったので、これから譜久村さんの卒業までの期間に、今まで吸収しきれなかった部分を吸収していきたいなって思います。
—譜久村さんから見て、井上さんのパフォーマーとしての強さはどこだと思いますか?譜久村:はるさんは最初に会ったとき、モーニング娘。の目まぐるしさについていけるかなってすごく心配でした。あっという間に過ぎていくし、毎日忙しいから大丈夫かなって、未経験な分、大変そうにしてる姿もたくさん見てたので、軽々しく「大丈夫だよ」って声をかけてあげられなかったんです。立場的にどうしても厳しく見なきゃいけないときもあるんですけど、一個人として見たときに、1回ずつのレッスンでしっかり成長してるし、頑張りを見せてくれてるなって毎日感じてて、はるさんなりに真剣に向き合ってる姿を見られたことがすごくうれしかったです。そんな中で17期初めての秋ツアーの公演を迎えて、私も緊張しちゃうぐらい不安だったんですけど、私たちが思ってる以上に2人ともキラキラしてて。ステージに立つと顔が変わるんですよね。それが17期の魅力だなって思います。裏で不安そうな表情をしてる姿はたくさん見るんですけど、ステージに立ったときの笑顔とか、ファンの方を見ているときのうれしそうな顔を見て、私も「良かった」って思いますし、それができるのは2人とも芯のある子だからなんじゃないかなって思います。今は不安なこととか、できないことにたくさんぶつかると思うんですけど、すぐ貫禄が出てきて、かっこよくステージをこなせる子たちになるんじゃないかなって私は思ってます。
井上:まだまだ苦手意識がありながらやってるので、早く苦手意識をなくしたいなと思いながら練習してるんですけど……。でも本番は楽しいです。
譜久村:本番が終わったときに、弓桁朱琴ちゃんがすごい汗かいてて、はるさんはそんなにかいてなくて、「暑くなかった?」って聞いたら、なんて言ったんだっけ。
井上:体温が低いので……。
譜久村:適温でした、って(笑)。
井上:言いました(笑)。
譜久村:ライブ後に適温でしたって言ってる人、初めて見たと思って、めっちゃ面白かったです(笑)。はるさんがこのままのペースで行くのか、それともどんどんモーニング娘。のペースに追いついていって、高温になるのか(笑)。どっちになっても楽しみだなって思います。
—最後に「Wake-up Call〜目覚めるとき〜」について聞かせてください。この曲は譜久村さんから17期生へ繋いだバトンを象徴するような曲になっていますよね。大久保薫さん、星部ショウさんが書かれた曲で、新しいモーニング娘。の魅力が凝縮されてると思いました。譜久村:まさにその通りだなって思います。「すっごいFEVER!」とは違う感じでワクワクさせてくれる楽曲だし、モーニング娘。の歴史がいっぱいつまってる中で、今のモーニング娘。には「Wake-up Call」って言葉がしっくりくるのと、14人全員の個性がちゃんと表現されてるところにも感動しました。ラップがあって、“可愛く/カッコよく/あざとく”ってところで個性も出せて、みんなで可愛く踊れるサビがあって、かっこいいモーニング娘。もかわいいモーニング娘。も両方表現できるし、ライブでは盛り上がる神曲だなって思います。
—井上さんはこの曲をライブでやってみてどうでしたか?井上:楽しかったです。自分はラップの部分は歌ってないんですけど、それでもラップのところは楽しいですし、あとは歌い出しの部分を、17期の2人で歌わせてもらってるんですけど、その部分は2人でいっぱい練習したので、思い入れの深い曲です。
<INFORAMTION>
モーニング娘。'23 コンサートツアー秋「Neverending Shine Show 〜聖域〜」譜久村聖 卒業スペシャル11月29日(水)神奈川・横浜アリーナ
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1. すっごいFEVER!
2. Wake-up Call~目覚めるとき~
3. Neverending Shine/モーニング娘。’23 feat. 譜久村聖
4. すっごいFEVER!(Instrumental)
5. Wake-up Call~目覚めるとき~(Instrumental)
6.Neverending Shine(Instrumental)