モー娘。譜久村聖、15年分の想いを込めて卒コン完遂「夢を託すことが叶う」

譜久村が読み上げたメンバーとファンへ送る手紙

本編も残りわずかとなり「すっごいFEVER!」「わがまま 気のまま 愛のジョーク(23 Ver.)」「Go Girl 〜恋のヴィクトリー〜」で間髪入れずにステージを盛り上げ、本編最後の曲「涙ッチ」では、生田が「みなさんで一緒に歌いましょう!」とファンに問いかけた。





客席が“ホットピンク”に染まった会場では、譜久村の名前を叫ぶ「みずき!」コールが繰り返され、アンコールがスタートした。「Neverending Shine(モーニング娘。'23 feat. 譜久村聖)」の曲中では涙を流す生田に譜久村がそっと寄り添い、力強く「One・Two・Three(23 Ver.)」を披露。MCでは、メンバーやファンが見守る中、生田が同期である譜久村の卒業に思いを馳せた。



涙を浮かべる生田は、過去のツアーなどを振り返り「加入したとき大変で、つらいこととかたくさんあった」と回想。道重が卒業時に「後輩たちがもっと大きいステージに立っている姿が見たい」と伝え、その後、譜久村がリーダーとして「叶えているのを見て、えりはすごく尊敬するなと思った」と語った。

自身が次の10代目リーダーになることにもふれ「これからもモーニング娘。を応援したいとか、新しくモーニング娘。を知っていただけた方を、もっともっと大きいステージに連れていけるように頑張ります」と宣言。拍手で応えたファンに向けて「恵まれた同期に出会えたなって思います。だから、みなさんも聖に出会えたことを感謝して『ありがとう』と言いましょう」と促すと、会場に「ありがとうー!」の大歓声が響いた。

アンコールのラストは、譜久村ら9期メンバーのデビューシングル曲「まじですかスカ!」で躍動。メンバーがステージを離れても会場にはファンの歓声がこだまし、ダブルアンコールがスタートした。

ステージには、可憐なドレス姿の譜久村が登場。のべ15年間を過ごしたハロプロやグループ、メンバーへの思いを込めた手紙を読み上げた。

当初「ハロー!プロジェクトが大好き過ぎた私は『大好きー!』という勢いのみでオーディションを受けました」と振り返った譜久村は、ハロプロ所属後に「好きなことと仕事の間で悩むこともあった」と回顧。「3日間5公演」や「ゴールデンウィーク毎日コンサート」、「真夏の野外フェス」など、数々のステージを乗り越えられたのは「心強いメンバー」や「どんな時も大きな愛をくれたファン」の存在だったと感謝した。

グループ卒業後には「私が夢としてきた後輩たちに夢を託すことが叶います」と吐露。「素敵な子たち」と称した、各期のメンバーにメッセージを伝えた。



加入まもない17期メンバーの井上と弓桁は「リハーサル中はまだ不安そうな顔してるけど、ステージではもう1人前の顔」と成長に思いを巡らせ、16期メンバーの櫻井は「モーニング娘。の表情の王様!」と絶賛。15期メンバーは1人ずつ「自由奔放で愛されパワーを放つめい」(山崎)、「可愛らしい中に芯の強さが見えるほまれ」(岡村ほまれ)、「湖のように洗練された綺麗な北」(北川)と紹介し、「伸び伸びと活躍してく姿、見守っています」と期待を込めた。

13期メンバーである横山玲奈は「甘えんぼうだけどお姉さんでもあって、色んな部分で助けてくれました」と回想。12期メンバーはそれぞれ「繊細かつ大胆な歌声を響かせる野中」(野中美希)、 「ホームラン級な努力が出来るまりあ」(牧野)と称え、「愛情をいっぱい伝えてくれる」とした羽賀に対しては「ちょっと愛が重いけどね~(笑)」と、冗談交じりのメッセージを届けた。

11期メンバーで「独特だけど全部が愛の塊」とした小田には「これからも小田らしく音楽を愛し、リズムを愛して、モーニング娘。を愛して、楽しく活動していてほしい」と期待を込め、「ハロプロで唯一の同い年(※同学年)」と話した10期メンバーでサブリーダーの石田亜佑美には「負けん気、気合い、熱量! これからも得意分野を活かしてキレッキレに」と願った。

同期の生田には「13年間、ずっと隣で支えてくれてありがとう」と感謝。言葉を詰まらせながら「信念が強いところ。色んな人に愛されてるところを私は見てきました」と振り返り、次のリーダーを託す生田に向けて「えりぽんなら大丈夫。未来のモーニング娘。をよろしくね!」とエールを送った。

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