ベンソン・ブーンが語る、愛する人との別れを歌った「意味ある」一曲

―新曲「Beautiful Things」について聞かせてください。

これまで書いてきた曲の中でも最高の一曲になったと確信しています。とても大事にしている曲で、意味のあるものになりました。

―その“意味”というのは?

「Beautiful Things」は、自分の人生の中でかけがえのないと思える人やものを失った時の痛みや喪失感について歌っています。自分自身、愛する人との別れという辛い経験をして、その時に込み上げてきた強い感情からこの曲が生まれたんです。



―サビの“Don’t take these beautiful things that I’ve got”が特に印象的です。このパートの制作アイデアはどこから生まれたのですか?

実はサビのコーラスパートと、他のメロディーパートは別々に作っていました。この曲の歌詞を書く前の作曲段階で、スタジオでランダムに歌っていたときに出てきたワードが、このサビの最初の歌詞(Don’t take these beautiful things that I’ve got)だったんです。それがこの曲に自然にフィットして。自分でも気に入っているパートです。

―TikTokをはじめソーシャルメディアでも盛り上がりを見せていますが、どのようなお気持ちですか?

すごく嬉しいし、誇りに思います。この曲を作った時、インターネットを使って色々なことができるなと思っていました。でも、どうしたらうまくいくかなと考えていたところで。少しずつバズり始めた時にめちゃくちゃ興奮したし、自分でもできる限りのことをしようと思ってこの曲を使ってソーシャルメディアに投稿し続けました。

―影響を受けたアーティストはいますか?

インスパイアされてきた音楽はたくさんあります。1人のミュージシャンに影響されていているというよりは、その時々で影響される音楽やジャンルは違って。でも、何人かのミュージシャンには僕が音楽を始めた頃からずっとインスピレーションを感じていますね。例えば、スティービー・ワンダーやビリー・ジョエル、アデル、サム・スミス、あとジョン・ベリオン。彼らには、僕が音楽を作る上でだいぶ影響を受けています。

―自身の音楽キャリアで目指すゴールとは?

大規模なツアーをすることです。ツアーは、僕のキャリアの中でも一番好きな取り込みで。できるだけたくさんの国でツアーをして、より大きい会場で、より良いライブを届けたい。ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンのステージに立つことは夢の一つで、その日が来るのが待ち遠しいです。

―4月からはワールドツアーが始まりますね。楽しみにしていることはありますか?

ステージに立って、オーディエンスのみんなの顔が見られることです。いつもソーシャルメディアを通して、ライブ後のみんなのコメントや反応を見てるんです。ライブでみんなと対面で会えることが、ツアーの何よりの楽しみですね。

https://wmg.jp/bensonboone/

Rolling Stone Japan 編集部

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