Spotify、10年以上を経て初の黒字転換、野心溢れる今後の展望を明かす

2018年、Spotifyイノベーターデイで登壇するCEOのダニエル・エク (Photo by Ilya S. Savenok/Getty Images for Spotify)


これまでなにかと理想をないがしろにしてきたSpotifyではあるが——レコード会社にはならないと声高らかに掲げる一方、インディーズアーティストと直接配給契約を結んだり、同社の名物プレイリストを増加させたりしているのは周知の通り——ポッドキャスト会社の買収を通してSpotifyが言わんとしていることは明確だ。「私たちは、Spotifyが世界中のオーディオ経済の中心であり続けてほしいと願っています」CEOおよび共同創業者の一人であるダニエル・エクは、水曜日の早朝にSpotifyの公式サイトにコメントを発表した。「この度の買収により、Spotifyにとって音楽の重要性が減ったわけではないことをはっきりと申し上げます。Spotifyの中核を担うビジネスのパフォーマンスは極めて好調です。しかし、さらにオーディオという世界を追求する上で——とりわけオリジナルコンテンツの制作において——ビジネス全体のスケールを把握し、サブスクリプションや広告を通したモデルに重きをおく必要性があります。だからこそ、今ここで投資し、未来のチャンスをつかむことが賢明である、という判断に至ったのです」

同日の朝、エクは米CNBCにこれらの点を強調し、独創的なオリジナルコンテンツの重要性を説いた。「Spotifyのコアビジネスはとても強固です。2019年の取り組みとして、私たちはSpotifyというプラットフォームにより多くのオリジナルコンテンツが提供できるよう、投資しています。より幅広い、魅力的なサービスを提供するために。それだけでなく、私たちの取り組みももっと大きなものになるでしょう。当然ながら、プラットフォームを成長させ、より長期的な利益をもたらすのはプラスのサイクルですから」

こうした野望はSpotifyの収益報告書からもうかがえる。第4四半期の内容によると、現在Spotifyは4165人のフルタイム従業員と請負業者を抱え、第4四半期は新たに採用した人員の40%を研究開発部門に配属することで、この部門への「強いフォーカス」を追求した。


Translated by Shoko Natori

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