アンダーワールドが語る「未知なる挑戦」とクリエイティブの源、世界最高のフジロック

アンダーワールドのリック・スミス、カール・ハイド(Photo by Rob Baker Ashton)



―もし自分たちでフェスをキュレートするとしたら、どのような内容にしたいですか?

カール:そんなの、考えただけで大変そうだよ……やらなきゃいけないことは山積みで、夜も寝ずに働いて、最後には多額の請求書だけが残るっていう(笑)。

リック:僕たちがやりたいフェスは、きっと途方もなくお金がかかるだろうね(笑)。

―その「途方もなくお金のかかるフェス」の内容が知りたいです(笑)。

リック:音楽、サウンド、照明、彫刻、セットや建物、全てが完璧に組まれていて……。

カール:世界で最も魅力的な場所で行う。来た人が「こんな素晴らしい場所が存在していたなんて」って言ってくれるような場所さ。

リック:全て調和がとれていて、地理的に異なる場所と場所を21世紀ならではの方法でつなげるとか(笑)。

―なるほど、VRシステムを導入するとか。

リック:もちろん、バリバリの照明とスモークも重要だ。

カール:あと美味しいご飯。

リック:うん、食事は大事だ。

カール:トイレも綺麗でね。終わった後も、ゴミが一切落ちてない、自然にも優しいフェス……これってつまり、フジロックのこと言ってる?

―(笑)。

カール:フジロックは世界で最も美しい、素晴らしいフェスの一つだから、あれに近いものになると思う。


ライブDVD『EVERYTHING, EVERYTHING』に収録された、1999年のフジロック出演時の映像

―そこに、絶対に出演してほしい人を一人挙げるとしたら?

リック:ボブ・ディランだね。

―ボブ・ディランは去年フジロックに出ましたよ

カール:どうして誰も教えてくれなかったんだ?

―その日のうちに東京に戻りたいということで、ヘッドラインではなくその前の出番だったんですよ。

カール:最高だな。

リック:やっぱり彼は天才だよ。自分の作品に対する絶対的なこだわりを持っているアーティストの真髄だね。あ、二人とも出てほしいと思っている人たちがもう1組いた。スティーリー・ダンだ。できればテクノ・ステージに出てもらって、観客を困惑させたい(笑)。全人類がスティーリー・ダンを聞くべきだからね。その二組はかなりのベテランだから若手も必要だ。それこそ、ブラック・カントリー・ニュー・ロードが夜中の森で幻想的なステージをやってくれたら面白いと思うよ。

カール:ああ、彼らにぴったりだ。


Photo by Rob Baker Ashton

―では最後に、今後の予定について教えてください。来日やライブの予定などはありますか?

リック:もちろんあるよ。ライブをやるのは大好きだからまだ止めるつもりはない。呼ばれたらどこへだって赴くつもりさ。でも呼ばれなきゃ行けない。

カール:そりゃそうだ(笑)。

リック:呼ばれてもいないのに押しかける、招かれざる客にはなりたくないからね。

カール:今年は既に何本もライブをやっている。シドニーのオペラハウスで4公演やったし、南米にも行ったしまた行く予定だ。UKとヨーロッパでもアリーナ公演を予定している。しかもこれまでの活動で最大級の会場でやってるんだ。結成から40年近く経つ今、こんな話をしているのも不思議な感じだけど、これもまた僕たちならではの摩訶不思議なことの一つだろうね。

―おかしな状態が続いていると。

カール:そう。日本にも必ず行くよ!



<リリース情報>



UNDERWORLD
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Translated by Yuriko Banno

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