LOW IQ 01の青春時代「音楽で飯を食っていきたいと思った1986年」

ー次はヒット曲ですね、年間ランキングのトップ10があるんですが。

石井明美の「CHA・CHA・CHA」といえば『男女7人夏物語』じゃないですか、名作ですよ。

ー『男女7人夏物語』はローディやって先輩の家にいる時も観ていたんですか?

これは観てた! すっげえ笑い転げたもん。面白くてしょうがなかったし、明石家さんまさんってすごいなって思った。1986年になると、『おれたちひょうきん族』も全盛期じゃなくなってきたのよ。とんねるずとかが人気で、ビートたけしさんが『おれたちひょうきん族』を休みだした時期じゃないかな。その中で、さんまさんがグンと出てきてね。俺の中ではこれを"第一期さんま全盛期"って呼んでんのよ。ここが最高に面白くて、1986年のさんまさんはすごく好きなのよ。それこそ『笑っていいとも!』の金曜日にあるコーナー「タモリ・さんまの日本一の最低男」、これがすごい面白かったなあ。ダメ男みたいなさんまさんが、タモさんにけちょんけちょんに言われてるのがすごく面白かった。

ー1986年はイチさんなりの第一期さんま全盛期で、『男女7人夏物語』が印象深かったと。

そうそう。曲で言うとね、中森明菜さんの「DESIRE」は1985年12月から年を跨いで大ヒットですからね。俺の中では中森明菜さんも全盛期よ。あと少年隊の「仮面舞踏会」も1985年の冬だったよね。1986年になると「デカメロン伝説」なんだよね。ちょうど高校入学したての頃で、すごく覚えてる。「BAN BAN BAN」もあったってことはKUWATA BANDだから、原坊の出産でサザンが活動休止してる頃だよね。「スキップ・ビート」なんてサザンの曲かと思ってた。これもKUWATA BANDだったか。なんかのCMに出演していた記憶があるなぁ。

ーすけべな言葉遊びとかもちょっとサザンっぽいですよね。

あと、1986年になるとおニャン子クラブのメンバーがソロ曲を出し始める時期だと思うんだよね。おニャン子は1984年からあって、ある意味全盛期だったんじゃないかなって。たしか1986年くらいから、俺と同い年くらいの工藤静香とか渡辺満里奈とかがニャン子に入ってくるんですよ。その前までのメンバーは俺より年齢上だった。メンバーのソロ曲、「バレンタインデイ・キッス」とかもそうだしね。いまだに覚えてるんだけど、新田恵利は1位を獲ってたのに「バレンタインデイ・キッス」は獲れなかったんだよ。でもあの曲はいまだに語り継がれてるからね。だから結果2位でもよかったんじゃないかな。

ー確かにウィークリー最高2位、年間総合14位。おニャン子のソロの中で一番クラシックですよね。

今の若い人も知ってるんじゃない? クリスマスに山下達郎さんがかかるみたいな感じで。あとは安全地帯もアルバムで1位取ってるんだ。意外だね、チェッカーズかと思ってた。

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