日本の音楽の礎となったアーティストに毎月1組ずつスポットを当て、本人や当時の関係者から深く掘り下げた話を引き出していく。2020年6月の特集は、ライブ盤。第2週目となる今回は泉谷しげる、サディスティック・ミカ・バンド、シャネルズの海外公演のライブアルバムを語っていく。
こんばんは。FM COCOLO「J-POP LEGEND FORUM」案内人、田家秀樹です。今流れているのは「I CAN’T TURN YOU LOOSE」。オリジナルはオーティス・レディング。これが流れた時に「お、キー坊」と思った方もいらっしゃるかもしれません。上田正樹とサウス・トゥ・サウスではなくて、シャネルズなんです。1981年5月にロサンゼルスのライブハウスWHISKY A GO GOで行なわれたライブを収めた『LIVE AT WHISKY A GO GO』からお聴きいただいております。今日の前テーマ、ライブはこのオープニングから始まります。そして、この曲の後に流れてくるのがチャビー・チェッカーの「LET’S TWIST AGAIN」ですね。続けて行きましょう。
「J-POP LEGEND FORUM」2020年6月の特集は、ライブ盤です。ライブアルバム。2月以降に行われる予定だったツアーやライブがことごとく中止、或いは延期になっている中で、音楽史上初めて音楽が行われない日本列島になっているわけで、早くライブが再開される日が来て欲しい。そんな心からの願いを込めてライブ盤特集をお送りしております。レジェンドたちが残してきたライブアルバムから聴いていこうという1ヶ月。先週は中島みゆきさんと浜田省吾さんのライブ盤を聴きました。今週は3組、3枚のライブ盤をご紹介いたします。海外で収録された日本のレジェンドたちのライブアルバムです。1970〜1980年代、日本のアーティストが海外に乗り込んでいきました。海外でのライブを収めたライブアルバムをご紹介いたします。シャネルズの「WHISKY A GO GO」のライブは後半ですね。まだ海外旅行すらままならない時代に、海を渡ったレジェンドたち。まずはこの人、泉谷しげるさん。1976年のアルバム『イーストからの熱い風』、1976年7月ロサンゼルスのライブハウス、トルバドールで行われたライブを収録しております。