現代のCBGB? NYの小さなライブハウスが約1300万円の支援金を集める

それでも公的な資金援助は必要不可欠

現在アメリカではライブ・ミュージックは無期限で停止されており、この業界が再オープンするのは2021年となっている。ローリングストーン誌が12カ所以上の小規模ライブハウスに問い合わせたところ、資金援助がない場合でも7月末までは何とか維持できるが、日々パンデミックの詳細が明らかになっている現状ではそれも定かではないと回答してくれた。Saint Vitusも加盟しているNational Independent Venue Association(NIVA)のようなライブ会場の非営利組織は、公的な資金補助が必要だとして、減税や保険の拡張などを連邦政府に要求している。カスティロは現在、集まった寄付金をどのように活用するかの話し合いを続けていると言う(キックスターターのポリシーで、Saint Vitusキャンペーンで集まった寄付金はキャンペーンが終了する6月5日以降に使用できるようになる)。

「これは継続中のプロジェクトなので、使いみちを決めつつあるとだけ言っておこう。第一の目標は仕事に戻ることで、当面成すべきこととスタッフのバランスをはかりながら、それを行なっていく。しかし、これから寄付金が入ってくることは我々にとって大きな安堵になっている」とカスティロが言う。

Translated by Miki Nakayama

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