BEYOOOOONDSが語る意識改革 アイドルグループの一員として考えたこと

2020年、自粛期間中に考えたこと

―去年はコロナの影響でツアーが中止になってしまったり、ツラいことが多かったと思います。でも、そんな中だからこそできたポジティブな経験はありますか?

江口 最近はリモートでお話会とかサイン会をする機会が増えて、それはこういう時期じゃないと実現しなかった取り組みだと思います。いつもは会場が決まっていて、お仕事の都合で予定が会わなかったり、会場が遠いせいでなかなか来られない方もいらっしゃると思うんですけど、「オンラインなので初めて参加しました」とか、「自粛期間中にハマりました」という方がいらっしゃって、オンラインだからこそそういった方々と話ができる機会が増えたので、それはよかったところだと思います。

山﨑 私は自粛期間でお家にいる間にひとつ成長していたいと思ったので、BEYOOOOONDSとは違った楽曲のダンスを覚えるために、ハロー!プロジェクトとはまったく違うアーティストさんのダンスを覚えて表現力を磨いていました。あと、私は島倉りかちゃんから影響を受けて昭和歌謡にハマって、松田聖子さんの映像をずっと観てたこともあったし、普段は聴かないジャンルの音楽をこの期間によく聴いてました。

―そこで得るものはありましたか?

山﨑 びっくりしたのが、自粛期間が明けてから開催されたハロー!プロジェクトのコンサートでJ-POPのバラードのカバーを歌うことになったんです。普段の私とは違う姿をこんなに早くお見せできる機会がきてうれしかったです。



―うたのさんはどうですか?

里吉 私は自粛期間中にSNSの更新を頑張っていたんですけど、私は18歳でハロー!プロジェクトに入るまで普通の女子高生だったので、その頃の友達と遊び感覚で画像とか動画の編集をやっていたのがすごくいきたなと。それまでは「里吉といえばこれだよね」というものをなかなか確立できずにいて「どうしよう……」と思っていたんですけど、SNSでメイクのこととか「科捜研の女」のことを発信して、それがお仕事につながりました。



―本当にそうですよね! 

里吉 そうやって「うーたんといえばメイクだよね」みたいなキャラクターができました。あと、小学生の頃から高校生までずっと私にダンスを教えてくださっていた恩師がいて、その方は東京にはいらっしゃらないのでレッスンを受けられずにいたんですけど、自粛期間ということでリモートでレッスンをしてくださったんです。それもこういう状況にならなければ浮かばなかった発想だと思うので、悪いことばかりじゃないなと思いました。

―動画の編集は皆さん上手くなったでしょうね。どのアプリがいいとか情報交換をしたり。

江口 いや、それはしてなかったですねぇ!

山﨑 自分との戦いです(笑)。

里吉 みんな独特というか、自分でやり方を見つけてやってました。

―意外ですね。だからこそそれぞれの動画のキャラが立っていたのかもしれないですね。

3人 たしかに。

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