距離が離れていても、自由に人と人がつながれるような場所ーsome·placeのベータ版を見ると、ギャラリーのようなスペースがあって、他のNFTプロジェクトの作品も展示されていますね。ラナ 同じような考え方を持ったプロジェクトとはコラボレーションをしていく予定です。今後は、some·placeのスペース内を歩いた時に、あるプロジェクトのギャラリーの隣りにまた違うプロジェクトのギャラリーが出来ていたり、いろいろなギャラリーやスペースが増えていったりして、そこを自由に行き来できるようになります。
ーそういうギャラリーの外にプールがあって、みんながそこでカクテルを飲んで談笑しているイメージも良かったです。ラナ 距離が離れている人たち同士でも、現実世界と同じように交流できるようにしたいからです。
ーしかも、ギャラリーの外の通りのイメージは日本の街並みになっていましたね。ラナ 日本が大好きなので、日本の通りをイメージしたものを作りました(笑)。
ーsome·placeのゴールは?ラナ メタバースの境界線を取り壊して、誰もが自由な体験をできるようにすること。デジタル・カルチャーを楽しめるスペースを、手のひらで楽しめるものにしたいんです。高価なマシーンを購入する必要もないし、普通の日常生活を送っている人たちも気軽に訪れるような場所にしたい。some·placeを私たちの未来の一部にしていきたいし、その未来を、現実世界とデジタル世界の両方に感謝と喜びの気持ちを感じられるものにしていきたいんです。私たちが作りたいのはハッピーでヘルシーでポジティブな世界で、より多くの人が参加できるようなもの。だから、特定の人だけに向けたものではありません。私たちが特に目指したいことは二つあって。例えば、東京とLAとでは遠く離れていますが、そういう地理的な距離感を感じさせないこと。たとえ離れたところにいても友達になれるし、同じ場所にいなくてもお互いに会うことができるからです。もう一つには、異なるバックグラウンドを持った人たちが出会えること。今までは家が近所だったり、同じ学校に通っていたり、仕事が一緒だったりする人が主な知り合いでした。Web2.0の時代になって、FacebookやInstagramでもつながりが生まれましたが、これからは同じような考え方を持った人たちとの出会いがもっと容易に増えることになります。私自身、現実世界で出会っていなくても、Web3.0で知り合って友達になった人が何人もいます。そこで豊かで素晴らしい友情を育むこともできるし、人生の中に様々な新しい価値も生まれます。ハッピーでヘルシーでポジティブな人生というものを、より多くの人が受け入れられる、そういう場にしていきたいと思っています。
ー世界中の人々がお互いをより身近に感じられる、新しい交流の場になりそうですね。ラナ 特に今の世界では恐ろしいことが起きているだけに、これはスゴく重要なことだと思うんです。豊かな交流を通じて、自分のやりたいことを高めてもらえればと思いますね。ブロックチェーンの始まりを振り返ってみると、ほとんどは経済的利益の追求のためのものでした。それが1年半前ぐらいから、ブロックチェーンの非中央集権型システムから得られる利益に、多くの人が気づくようになって。その利益の中には人と人がつながる素晴らしさも含まれているのです。とは言え、常にDiscordのようなプラットフォームにいて、忙しくてノイジーな環境にいると、もっと美しくてピースフルな場所を求めるようになりますよね。私たちが目指したのはその先にあるものなんです。たとえ今世界がバラバラになったとしても、たとえ距離が離れていたとしても、私たちはつながれる可能性があるんです。私はオーディエンスを集めようと思っているのではなく、みんなが集まれる場を作って、みんなにハッピーになってほしいという思いの方が強いですね。
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