「ツタロックDIG」出演バンド・This is LASTが語る、上手くいかない恋愛を経た現在地

ーもともと3人は柏でハードコアバンドをやられていたそうですが、いまの音楽性とはだいぶ異なるので、それを知って最初びっくりしました。

陽報:僕がめっちゃ好きだったんですよね。バイト代を全部ディスクユニオンで落として、昔のメタル全般を聴き漁っていて。それを自分たちで体現したくて始めたのがきっかけだったんです。当時すごく好きだったのが、ブレット・フォー・マイ・ヴァレンタインやキルスウィッチ・エンゲイジで。所謂メタルコアにちょっとラウドチックなものが入るような要素の音楽をやっていました。

ー竜静さんは、陽報さんの弟さんですが、当時同じ家に住んでいたわけですよね? 陽報さんから音楽マニアみたいな感じは伝わってきていた?

竜静:1部屋を2つに仕切られた部屋の隣同士だったので、ずっと隣からメタリカのフレーズが聴こえていました(笑)。しかも上手く弾けていなくて、同じフレーズを何度も練習している。中学校3年間、ずっとそれを聴いていました。その流れでギターでバンドに誘われたんですけど、僕は最初無関心だったんです。

ー音楽自体にあまり興味なかった?

竜静:全然興味なかったですね。

陽報:もともと、RADWIMPSは聴いていたよね?

竜静:でも、RADWIMPSをバンドと思って聴いてなかったから。

陽報:そうそう、アーティストとして聴いていたんだよね。今、弾き語りとかで曲を書いて3人でアレンジをするんですけど、純粋にRADWIMPSをアーティストと思って聴いてきた竜静の作るアレンジって、やっぱり格好いいんですよね。僕の言葉が活きるアレンジになるというか。そういう部分で通ってきた音楽の違いがすごく出ていると思います。

Rolling Stone Japan 編集部

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