ASH DA HEROがメジャーデビューアルバムで提示した「ロックとは?」への回答

-ASH DA HEROの面白さって、そのマインドをASHさんだけでなくメンバー全員が持っているところですよね。生まれも育ちも違うけど、それぞれに良い意味でのノイジー・マイノリティな音楽にロマンを感じて、例えば、クラスメイトの中に理解してくれる人がいなくても、ソレに対する愛情を育みながら生きてきた人たちなのかなって。

Narukaze:その通りに生きてきました。

ASH:この人はロックの権化みたいな人ですからね。学校は勉強しに行く場所じゃなかったもんね?

Narukaze:寝に行ってました(笑)。

ASH:Naruくんの学生時代のスタイルは、ぜひ漫画家さんにマンガにしてもらいたい。学校に着いたらまずロッカーの上で寝ていたんですよ?

Narukaze:ちょうど横になれるんですよ。

ASH:それで起きたらすべての授業が終わっていて、誰も教室に居ない……っていうような日々だったらしいんですよ(笑)。その話を聞いたとき、俺は本当にバンドに誘ってよかったなと思いました。そんな奴とバンドがやりたかった。

一同:(笑)


Narukaze

Narukaze:音楽の話に戻すと、ギターで言えば、みんな良い音を探しているとは思うんですよ。でも、結局、過去に誰かが出した音をマネしようとしている。それが「良い音」だと思っている。そこからは何も生まれないんですけど、どうしても先人の真似事をしてしまう。ロックンロールという部分では、僕もそれは違うかなと思っています。もちろん自分もいろんな影響を受けてはいるんですけど、それをどうアウトプットするかが大事なんじゃないかなって。

Rolling Stone Japan 編集部

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