少女時代が語る、空白の5年間と待望のカムバック

久々のアルバム制作、ソロ活動の成果

ー少女時代の新しいバラエティ番組『Soshi TamTam』で、一人ずつ歴代の曲を披露していくのを見た時は鳥肌が立ちました。これまでの楽曲を振り返って、とくに好きな時期はありますか? 懐かしいと感じる振付、衣装、イメージ、楽曲は?





ユリ:私が好きな時代のひとつは2009年以降、「Genie」ですね。あれは私たちが初めてキュートなイメージから脱却して、大人のイメージに挑戦した時でした。「願いを教えてくれたら叶えてあげる」という運命の女神のメッセージも好きでした。今でも夏になるとよく聴いています。おそろいの衣装も、上品で大好きです。



ティファニー:私の中ではこの先もずっと「Into The New World」ですね――デビューソングというだけでなく、今の若い世代とも通じ合える、共感してもらえるメッセージだからです。でもそれぞれの時代を振り返ってみると、たくさんのことを学びましたね。とくに退所してからはプロデュースや作曲も学びました。私がとくに懐かしいのは、Phantasiaツアーでの「PARTY」です。あらゆる段階でたくさんのアイデアを注ぎ込んでいましたから。自分の気持ちに正直であること、全員集まればもっと強くなれること、時間が経てばもっと良くなれることがテーマの1年でした。それはパフォーマンスにも現れています。ファンの皆さんにとっても、大好きな時代だと言ってもらえたら光栄ですね。

ー私もニューアルバムを聴きましたが、スヨンとティファニーが今回のアルバムで作詞作曲に携わったのを、2人のInstagramのストーリーで知った時は嬉しいサプライズでした。

スヨン:私は2曲で作詞に参加しました。最初は5曲ぐらい書いていたんですが、全部は採用されませんでした(笑)。私が書いた曲のうち、「Seventeen」はティファニーとの共作です。彼女と一緒に曲を作ったのは初めてでした。一緒に遊んだり、おしゃべりしたり、アイデアを交換したりしながら作業して、あっという間に歌詞が出来上がりました。最高に息が合っていました。きっと長い時間を一緒に過ごしたからだと思います。相手が何を考えているのか、一目で理解できるんです。



ー今回のアルバム制作で、特別なエピソードはありますか?

サニー:ティファニーが自作した「Villain」という曲のレコーディングでは、彼女が指揮を執っていました。間違いなく今までにはない経験でしたね。メンバーがブースの外で作業しているのは、かなり新鮮でエキサイティングでした。



テヨン:あの曲は何度も編集して、SMだけでなくメンバーもみんな意見を出しました。ステージでの見せ方も考えて、曲を完璧なものにしようとしました。他のメンバーもアルバム制作に関わっていましたが、SMの基準はものすごく高いんです(笑) ものすごく厳しいんですよ。ティファニーとスヨンの作品は、なんとか合格点をもらえました。

Translated by Akiko Kato

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