少女時代が語る、空白の5年間と待望のカムバック

若いガールズグループについて

ー少女時代は互いに強い絆で結ばれていることで有名ですが、当然こうした関係を築くには相当の努力が必要です。まだ皆さんほど親しくない新人グループにアドバイスやヒントはありますか?

サニー:大事なのは、メンバーも自分と同じ経験をしてきたこと、一番の理解者だということを忘れないことです。互いを尊重して、ありのままを受け入れることも大事です。

ティファニー:個人的にブレネー・ブラウンの本を愛読していて、韓国語の字幕が付いた彼女のTEDをグループチャットでメンバーにも送信しました。弱さをさらけ出して進んでいけるように、コミュニケーションの重要性を理解できるようにするためです。たくさんミーティングをして、何かを決める時は全員が意見や考えを述べるように心がけました。プライベートでも、仕事の上でも長続きする関係を構築するには、忍耐と互いへの思いやりも重要な要素です。

ー少女時代の初期と比べて、誰が一番変わった、あるいは成長したと思いますか?

テヨン:ボーカルで言えば、ユナとスヨンはものすごく上達しました。「個別レッスンでも受けたのかしら?」と内心思ったぐらいです(笑)。2人が自分の個性を作り上げたのは嬉しいサプライズでしたね。

ユナ:少女時代の初期と比べると、最年少のソヒョンが一番変わったと思います。たくさん成長しました!

ソヒョン:私も自分が一番変わったと思います。デビューしたての頃はものすごく幼かったですね。当時の私は、目の前のことを全力でこなすのに精いっぱいでした。それ以来、気持ちをオープンにしてリラックスすることを覚えました。経験を積んだのが良かったんだと思います。時間とともに、今まで自分でも知らなかった本当の自分を見つけることができました。

ー定期的に連絡を取っている新人グループはいますか? あるいは業界に入ったばかりのアーティストを見て、昔の自分たちを思いだすようなことはありますか?

サニー:若いガールズグループを見るたび誇らしい気持ちになると同時に、彼女たちのために自分ができることはあるだろうか、とも考えます。口やかましい存在にはなりたくないので、自分から先にアプローチしないようにしていますが、いつも遠くから温かく見守っていることに気づいてもらえたら嬉しいですね。何か困ったことがあったら、遠慮なく来てください!

ヒョヨン:私はずっとaespaに注目してきました! 目でも耳でも彼女たちの作品を楽しく拝見しています。

テヨン:私もaespaが本当に気に入ってます。彼女たちの活動から目を離さないようにしています。若いグループを見ていると、彼女たちの若さが少女時代としてデビューした自分たちと似てますね。メイクなしで髪も普通なのを見ると、少女時代のことをつい考えてしまいます。



ー15年間を振り返って、「Into The New World」時代の自分に言葉をかけるとしたら、どんなことを伝えたいですか?

ユナ:「Into The New World」時代のユナに何か言うとすれば、一瞬一瞬を楽しみ続けなさい、今まで通りベストを尽くしなさい、ということでしょうね。それと健康には気を配ること!

テヨン:当時の自分に何を言っても、多分理解できないでしょうね。すべては経験から学ぶものですから……しいて言うなら、運動!  健康に気をつけなさい!ですね。

from Rolling Stone US

Translated by Akiko Kato

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE